オーストラリア人監督と、オーストラリア人俳優による
オーストラリアの映画、それが『オーストラリア』です(笑)
なにやら、オーストラリア観光促進のためかいな?
と思いつつ試写会に行ってきました。

【ストーリー】
第二次世界大戦直後にオーストラリアを訪れたイギリス人貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)。サラは死んだ夫が残した広大な土地と1,500頭の牛を相続し、土地を守るために粗暴な現地のカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)と手を組み、遠く離れたダーウィンまで牛を引き連れて行かなければならなかった。反目しあう二人だったが、長旅やアボリジニの孤児の少年との出会いを通し、徐々に惹(ひ)かれあっていく。(シネマトゥデイ)
よくある話、といっちゃそれまでですが
身分の違う男女が、一つの目標(困難)に協力しながら
愛を育んでいく……。そんなお話です。
主役の二人、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンは
もちろんのこと、悪役のデヴィッド・ウェンハム、
敵役のブラヤン・ブラウン、子役のブランドン・ウォルターくん
アボリジニ人の魔術師(?)役のデヴィッド・ガルピリルまで
みーんな、みーんなオーストラリア人です。

最初は反発しあう二人、しだいに……
オーストラリアに行ったことがないワタシ。
思い浮かぶのはコアラ、カンガルーにオペラシティ。
大自然にアボリジニだって先住民だということぐらい
しか知りません。
165分という超大作ですが、時間の長さを感じない
ストーリー展開でした。
物語前半は、イギリス人貴族のサラが、夫が残した土地と
牛1500頭。その牛1500頭を遠く離れたダーウィンまで
運ばなければならない、という話。
サラの土地を狙うキング・カーニーが手下を使って彼らが
ダーウィンに到着するのを阻止しようとします。
この困難を乗り切る間には、仲間のいのちを失ったり
自然の驚異にさらされて死にかけたり、さんざんな目に
愛ながらサラ(ニコール)とドローヴァー(ヒュー)は
お互いを愛し始めていく……

やっと二人が結ばれたと思ったら、次は戦争。
第二次世界大戦です。
前半とはまるっきり違う展開にビックリ。
極端に言えば、別な映画を観てるみたい。
それぐらいテイストがまるっきり変わります。
敵軍が攻めてきて、街は壊滅状態。
自分の息子のように育ててきたアボリジニと白人の間に
できた子ナラと引き離されてしまうサラ。
ドローヴァーとも生き別れになってしまい、みんな
どうなってしまうのだろ……
前半に見た大自然の美しさなんて、ぶっとんでしまう
ぐらい大変な状況に陥ります。

とってもかわいいナラくん。
一番ショックだったのが……
こういう歴史的史実をきちんと知らない自分が悪いのですが
攻めてきた敵軍というのが日本だったのです。
彼らの幸せを奪ったのが、ワタシたち日本人だったのは
ビックリというかショックというか。
物語後半を、素直に楽しめなかったことは否めません。

戦火の中からナラを救い出すドローヴァー。
165分に耐えうる、中身の詰まった映画です。
大きなスクリーンで見るべき映画だと思います。
しかし……何かが足りない。
ニコール・キッドマンは美しいし、ヒュー・ジャックマンも
ワイルドでかっこいい。
しかし、この二人のカップルでは、いまいちパンチが弱いのです。
宣伝があまり効いてなかったのか、試写会場もあまり混雑して
いませんでした。
個人的には、サラの土地を狙うキング・カーニー役のブラウン・ブラウンを
久々スクリーンで見れたのは嬉しかったです。

カレ専にはたまらないブラウンおじさま。
悪役なのにステキなおじさまね〜
と思ったらワタシのお気にいりブラウン・ブラウン。
『F/X 引き裂かれたトリック』やトム・クルーズの
『カクテル』に出てたときから大好きでした。
久々にお目見えしたブラウンおじさま。
悪役にしとくのがもったいないぐらいのダンディっぷりを
発揮してました(笑)
これからオーストラリアに旅行に行こう、と思っている方には
オススメです。人種的問題、歴史的問題などオーストラリアの
近代史を少し垣間見ることができる作品です。
■オーストラリア(原題:AUSTRALIA)
■監督:バズ・ラーマン
■出演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンほか
■2008年 オーストラリア制作 165分
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