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Feb 09, 2006

何も起きない戦争映画【ジャーヘッド】

メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある
と、大々的にうってでた『ジャーヘッド』を見た。

このコピーを見ると、いかにも戦争の悲惨さを描いている、という印象を与えると思うのだが…。

主演は今最もオスカー最有力候補とされている「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール。共演にはこれまたオスカー俳優のクリス・クーパー、ジェイミー・フォックスも登場している。

祖国のためと軍に入り、斥候狙撃手となったスオフォード(ジェイク・ギレンホール)。
90年の湾岸戦争時、サウジアラビアに派遣される。
「愛と青春の旅立ち」並の苦しい訓練を経て、優秀な兵士になった彼らを待ち受けていたのは、砂、砂、砂の砂漠……。

いつ攻めてくるかわからない敵を「待つ」のが仕事。
砂漠に設置したテントの中で、兵士たちは何をするでもなく、ひたすら待機。
あまりの暇さに、ハメをはずして懲罰を者、
国に置いてきた妻の浮気に激怒する者、
それでも彼らは兵士であり、砂漠に留まらなければならない。
日々戦争は悪化している。
砂漠に派遣される兵士の数は日を増すごとに増えていく。

私たちが思い描く戦争映画というと「地獄の黙示録」「プラトーン」など、激しい戦争シーンがメインになるが、この映画にはそれはない。
なぜなら、彼らには最後まで敵は攻めてこなかったからだ。

私なりにこの映画が何を主張したいのか、を考えてみた。

1.アメリカは無駄に兵士をアラブに送った。
2.それにより、無駄に費用はかさんでいった。
3.見るも無惨な戦地もあったが、何もなかった戦地もあった。
4.本当の犠牲者は、罪もない民間人たちである。

つまり、「あまりにも何もなさすぎた」ことにより、戦意喪失、意欲喪失してしまった兵士たちの悲惨な状況を描いた映画なのだろう。

戦争映画特有の衝撃的なシーンといえば、列をなしてクルマで避難するアラブの民間人を襲った攻撃により、その一帯は丸焦げ。アチラコチラに散らばる人間の丸焦げのシーンはすごかった。
何のための戦争なのか、誰のための戦争なのか……。
犠牲者たちの声なき声が聞こえてくるようなそのシーンは、この映画の唯一のみどころ、と言っても過言ではない(苦笑)。

忘れてた、もう一つみどころが…
「24」シリーズファンにはお馴染みのデイビッド・パーマー元大統領こと、デニス・ヘイスバートも出演!
って、大々的にいうこどの出演じゃないんだけどね(苦笑)

もう一つ難点をいわせてもらうと、砂漠のシーンが多いこの映画。
スクリーンは砂漠の白さが際立っているのに、そこに重なる白い字幕が見えない!
配給会社には、もう少しそこらへん配慮してもらいたかったなぁ。

ぶっちゃけ、つまんないよ、この映画(笑)

ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白
アンソニー・スオフォード 中谷 和男
475720972X

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Comments

お早うございます♪
あらま、つまんなかったですかぁ?笑
私も地獄の訓練は「愛と青春の旅たち」思い出していました。「フルメタル・ジャケット」も観た方が良さそうですね^^;

Posted by: マダムS | Feb 17, 2006 at 07:32 AM

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