カウボーイの愛【ブロークバック・マウンテン】

なんて切ない映画なんだろう…。
二人の男の、約20年におよぶ愛の物語。そんな一言で言い尽くせない熱い思いがいっぱい詰まった「ブロークバック・マウンテン」を見た。
私は大のゲイ映画好きで、メジャーなものから超マイナーなものまで、かなりの作品を見てきた。夏のレズ・ゲイ映画祭など、開催期間中ほとんど毎日通っているほどである。
その私が、今まで見たゲイ映画(といわれる作品)の中で、こんなにピュアな気持ちで涙を流したことはなかったかもしれない。この映画、ゲイ映画としてとらえないほうがいいかも…。
ワイオミングのブロークバック・マウンテンで、お互い季節労働者のカウボーイとして知り合ったイニス(ヒース・レンジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)。徐々に親しくなり、その感情はより深いものになり、事の成り行きで肉体関係を持ってしまう。しかし、お互いその感情が「愛」であることを認めることができなかった。
その後、お互い家庭を持ち、イニスはワイオミングの牧場で、ジャックは妻の父親が経営するテキサスの農耕機材販売で営業マンとして働く。
年に数回、二人で過ごすブロークバック・マウンテンでの時間が、至福の時であり、二人の生き甲斐でもあった。
1963年から81年の二人の愛は、誰にも悟られぬよう隠し続けなければならなかった。時代的にもゲイであることをオープンにできなかっただろうし、極めて保守的なアメリカのワイオミングとテキサスでは、社会的にも、また宗教的にも二人の関係を公にすることができなかった。だからこそ、ブロークバック・マウンテンで、誰にも邪魔されず二人だけで過ごしていた。
約20年の間、二人で過ごした時間はほんのわずか。
お互いの生活を捨てることもできず、思うように会うこともできない関係に、ジャックは怒りを募らせる。その怒りが二人の関係に終止符を打つことになるとは…。
抑圧されたイニスとジャックを見ているのが、とても辛かった、切なかった。
これが西海岸やNY、新宿2丁目だったら、違っていただろうに…。人を愛するということは、罪なのだろうか。
エンディングに流れるウィリー・ネルソンの「He was a friend of mine」を聞いて涙が出た。
こんなカウボーイの映画を、台湾人のアン・リーが撮ってオスカー取るって、本当にスゴイと思う。そういえば「いつか晴れた日に」もアン・リーだった。この映画もよかったなぁ(アラン・リックマンのファンなもんで…)「グリーン・デスティニー」や大コケした「ハルク」など、アン・リーという監督のキャパの広さに、改めて驚かされた。
「ブロークバック・マウンテン」、発売されたら絶対DVD買っちゃう(苦笑)
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ジェイク・ギレンホール、ヒース・レジャー
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第78回アカデミー賞 監督賞(アン・リー)脚色賞 作曲賞 受賞
2006年 ヴェネチア映画祭で金獅子賞
第63回ゴールデン・グローブ賞 [ドラマ部門] 最優秀作品賞 複数受賞
1963年ワイオミング州 エニス・デルマールとジャック・ツイストは
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ジャックはロディオで稼ぐ事を夢見る お喋りな男
エニスは無口で... [Read More]
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監督:アン・リー
cast:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール
アカデミー監督賞他授賞、
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ヴェネツィア映画祭金獅子賞授賞
1963年、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンに羊番として雇われたイニス(ヒース)とジャック(ジェイク)。2人はお互いに協力しながら羊の番をする。その内彼らの中には友情が芽生え、そしてお互いに強く惹かれ合っていく・・・
流石に高評価の作品です。今もまだジュワンジュワン来てます。
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ブロークバック・マウンテン
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ブロークバック・マウンテン@渋谷シネマライズ
「いつまで耐えればいい?」 「耐えられなくなるまで」
日曜の夜だというのに満席です。日本国内ではここでしか上映されてないからか、1000円だからか?18日から全国展開されるようです。
「モーリス」「太陽と月に背いて」「さらば、わが愛/覇王別姫」「ブエノスアイレス」とかを思い出しつつ観ました。
観始めたときは誰に感情移入すればよいのやら、とウロウロしてしまったのですが、観終わったあとは切なさと哀しさ、やりきれなさでうるっとし、更に後... [Read More]
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Tracked on Apr 07, 2006 at 05:50 PM
» ブロークバック・マウンテン [メルブロ]
ブロークバック・マウンテン
上映時間 2時間14分
監督 アン・リー
出演 ヒース・レジャー ジェイク・ギレンホール ミシェル・ウィリアムズ
評価 7点(10点満点)
いまさら知ったこと。ミニシアターの前売り券って1500円なんだ!
アカデミー、監督、作曲....... [Read More]
Tracked on Apr 08, 2006 at 01:41 PM
» ブロークバック・マウンテン [[踊]Dance!Dance!Dance!]
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映画の日の3本目。伏見にできた新しい映画館"伏見ミリオン座"で見た。(ゴールド劇場やセンチュリーシネマを経営しているCATVのスターキャットだった。)フェアトレードコーヒーなるものがあって東ティモール産のものでそ....... [Read More]
Tracked on Apr 09, 2006 at 01:40 AM
Comments
こんにちは、コメントありがとうございます。
これだけゲイ映画に理解の深いBohさんが
最高!というのだから、凄い作品ですね。
個人的には演出、映像、演技の素晴らしさに
感銘を受けました。
良い作品でしたね!
Posted by: Yin Yan | Apr 13, 2006 at 12:50 PM
こんばんは!
TBありがとうございました〜
なかなか奥の深い作品でしたね。
愛に縛られてしまった一人の男の人生を語っているように思えました。
ヒースの涙がとても痛かったです。
音楽はとても良かったですね〜私もDVDもちろん買います!
こけた「ハルク」、恐る恐る観てみようかな^^;
Posted by: アイマック | Apr 05, 2006 at 10:50 PM
TBありがとうございました!自分も
台湾時代の作品が好きだったので
「いつか晴れた日に」を観てちょっと
驚きました。同じ監督の映画と思えない
くらい向こうの映画として成り立って
いたので。。この監督はいい意味で
作家性が見えないような気がします。
観てなかった「ハルク」が観たくなってます^^
Posted by: kazupon | Apr 04, 2006 at 08:23 PM
Boh さん、こんにちわ。
留守中、コメントとTBを頂きありがとうございました。
本もお好きなようですし(⇒)、ぜひぜひ原作をお読みになってみてください。
言葉少なく淡々と静かに進める語り口を、そのまま映像にしたのだなあ~と感心しますよ!
これからも、どうぞよろしくお願いします。
Posted by: 有閑マダム | Apr 04, 2006 at 03:48 PM
こんばんわ☆Bohさん。
コメント&TBありがとうございました~!
こちらからもお邪魔させて頂きます。
ゲイセクシャルを描いた映画というよりかは、人間愛について語った映画ですよね・・・
マイノリティが抑圧に隠れて、逢瀬を重ねる悲しみを聖地=ブロークバック・マウンテンに投影させて逃げ場のない愛の物語をこれでもか・・・と切なく描く。
僕は打ちのめされてしまいました。特にラストシーンでシャツが逆に重ねてあり、同時に写真を重ねた先に窓があって道は続いていく・・・その先にはイニスの思いがある・・・このシーンを観た後にあのエンドロール。
悲しみよりも、ジャックの切ない程の感情表現とは対比的にイニスの内部での思いを滲み出させる素晴らしいラストですよね~♪
これは、僕もDVD買っちゃいます。本棚に閉まっておきたいものですから。
Posted by: orange | Apr 04, 2006 at 12:24 AM
こんにちは!
ここ数日ココログさんとの相性がイマイチ良くなくてTBが返せないみたいです。(T_T)
コメントだけでごめんなさいね。
性を意識するものではなく、たまたま好きになった相手が男性だっただけのように思います。どちらかというと男性って純粋ですものね。映像も美しかったし、音楽もとても繊細な作品。男の人ってロマンチストだなって改めて思いましたわ。(*^_^*)
Posted by: charlotte | Apr 03, 2006 at 03:33 PM
TB&コメント有難う御座いました。
アン・リー作品のファンなので、これも非常に楽しみにしていました。 「いつか晴れた日に」も良かったですよねぇ(^^)b
ゲイものはあまり得意ではないんですが、監督を信頼して鑑賞して良かったと思ってます。心に残る1本となりました。
Posted by: マダムS | Apr 03, 2006 at 07:48 AM
こんばんは、Boh様。
インサイドのazuki-mです。
拙ブログにコメント&TBをどうもありがとうございました!
私も抑圧されている二人、そしてその妻たちを見ているのが辛くて。
なんだか本当に切ない映画でしたよね。
Posted by: azuki-m | Apr 03, 2006 at 03:07 AM
こんばんは。
TBありがとう。
私はゲイの映画はあまり見てないのですが、とてもピュアな作品だと思いました。
数多くのゲイ作品をご覧になっているBohさんが、ピュアな気持ちで涙を流されるのですから、ゲイ映画の中でも秀逸な作品なんだと思います。アン・リー監督の力量を改めて認識しました。
Posted by: J.T. | Apr 03, 2006 at 01:37 AM