中国四千年の思想に学ぶ 【墨攻(ぼっこう)】
日本のコミックが世界で愛読されているのは知っていたけれど、海外で映画化されてしまうとは驚きです。しかも主演がアンディ・ラウだなんて! そのアンディ最新作『墨攻』ちょうど昨日(1/16)は主演のアンディ・ラウが東京で舞台挨拶をしたそうです。
1992年から4年にわたって「ビックコミック」で連載されていた同名漫画が、この度、日本、中国、香港、韓国スタッフによって映画化されました。

物語は紀元前370年頃、巷淹中(アン・ソンギ)率いる趙の10万の大軍が住民わずか4千人の梁城に攻め入ろうとしていた。梁王(ワン・チーウェン)は墨家に援軍を頼んだが現れたのは、墨家の革離(アンディ・ラウ)という男ただ一人。
この男だけで何ができるのか? たった一人で10万もの大軍相手に戦うことができるのか? ところがこの革離が放った、たった1本の矢が、趙軍の出鼻を挫く。
一ヶ月の籠城に持ちこたえれば趙軍は撤退する、と王を説得する革離。王は兵に関する全権を隔離に与える。
老若男女総動員して食糧や武器など、さまざまな物資をかき集め、趙軍からのあらゆる攻撃に備えるよう指示する革離。しかし闘いを恐れた農民4人は妻子を連れて逃亡を試みる。ところが趙軍に捕まり、革離の存在を巷淹中に知られることとなる。
この闘いは革離と巷淹中との闘いになる。
と、お話は優れた軍師革離と攻め入る巷淹中の闘いです。
しかし、敵軍ながら大勢の亡骸を前に、革離は「こんなことでいいのか…」と、血を流さずして解決を得る方法があるのでは、と考えます。
この物語は「反戦」を描いています。
人は何故争うのか、何故血を流さなければならないのか。
闘うことで革離が抱く疑問は、そのまま現代の私達に反映されます。
平和を望む革離のその心は、誰もが望むものなのに、なかなか実現されずにいます。

私は原作コミックを読んでいないので、「墨家」について何の予備知識もなく見ましたが、とても面白かったです。もともと古代中国の話なので、墨家が本当に実在していたかどうか定かではないようですね。公式サイトを読みましたが、墨家とは墨子という下級武士出身の男が紀元前450年頃、学団を開き、古代聖王の道を学び、思想によって世界を教え導こうとしたそうです。
墨子は学団内で多くの門人を教育し、一人前の墨者に仕立て、諸国を遊説させたり、官僚として諸国に送り込み、墨家の思想を広めようとしました。
墨家の思想とは、大国による侵略と併合による統治ではなく、各諸国が領土を保有しあいながら、平和に共存することを目的としたそうです。
すごく理想的な思想だと思いますが、今も昔も現実には難しい思想ですね。
単なる時代劇戦争映画ではなく、実に思想的な思慮深い作品です。
「硫黄島」を見て、戦争について改めて考えた後にこの映画を見たので、よけい心に響いたのかも知れません。
「平和」とは永遠に叶うことのない願いなのかもしれませんが、決して諦めてはならないことだと、改めて思いました。
ところで、この映画全篇中国語(公用語)です。
出演陣はアンディ(香港人)をはじめ韓国人、台湾人とみなさん中国語が母国語ではありません。口の動きは合っていたので多分、全部吹き替えと思われます。
特にアンディの声がぜんぜん違う(涙)その点がちょっと残念でした。
■墨攻(ぼっこう)
■監督:ジェイコブ・C・L・チャン
■出演:アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ワン・チーウェン、ファン・ビンビン、ウー・チーロン
■2006年 中国、香港、韓国、日本製作
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見たぁ〜〜!! 生アンディ・ラウ〜〜!!
感激!!
試写会に行ったらいつもと様子が違う。
いつも前の方はすいているのに、
ぎっしり詰まり、仕方なしに2階席へ…。
舞台すぐ下には体格のいい人が立っている。
カメラマンらしき人も…
そしておそろいのピンクのTシャツを着た女の人達が
前の座席に並んでる。
女の人の持っているきらきらと
縁取りされたうちわを見ると
アンディ・ラウの名前が…。
もしかしたらア�... [Read More]
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2006年、中国・日本・香港・韓国。
春秋戦国時代、”非攻”(専守防衛)、”兼愛”を広げるために活動していた
集団、墨家。その思想を実践しようとしつつ現実と理想の隔たりに苦悩する男を
アンディ・ラウが好演☆☆☆地味ながら見応えあり!
趙の将軍=アン・ソンギ(韓国)
趙の攻撃から城を守る革離=アンディ・ラウ(香港)
趙の大軍を前に墨家に援軍を求める梁の王=ワン・チーウェン(中国)
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墨攻
2006年 ジェイコブ・C・L・チャン 監督 川井憲次 音楽 酒見賢一 原作アンディー・ラウ 劉徳華 アン・ソンギ ワン・チーウェン ファン・ピンピン チェ・シウォン
日・中・韓 合作なのね。
原作知らないし、人気コミックというのも読んでないし....... [Read More]
Tracked on Feb 24, 2007 at 02:44 AM
Comments
さっき~「マリー・・」も、こちらもTBさせていただいたんだけど・・・反映されません(悲)
残念です。
『墨攻』お気に入りになってしまったのですが~
アンディの声、合ってなかったのですか~?
北京語かと思ってました。
アン・ソンギが~頑張って北京語話していたそうなんですが・・・中国での公開では吹替えられたそうで~ 日本版は彼の声だと聞いたのですが~
アンディ・ラウの声ってどんな声でしたっけ?
アンディの声もわからない私・・・ダメだ~~涙~
Posted by: マリー | Feb 05, 2007 at 08:51 PM
>wakoさん
コメント有り難うございます。
アンディ・ラウはいつまでも若々しいですね。なんで老けないんだろう。とても不思議です。
ちなみに、私もイマイチ墨家の思想わかってませ〜ん(苦笑)
>tomozoさん
TB、コメント有り難うございます。
そうなんです! トニーが大好きなんです!
でもアンディも好きなんです。あぁ、でもやっぱトニーの方が好きです。ホントはレスリーも好きなんです。(誰でもいいんかい?!)やっぱ、本命はトニーです(苦笑)
Posted by: Boh | Jan 18, 2007 at 04:47 PM
TB&コメントありがとうございました♪
アンディ、来日中ですね。もう数日いて、ディパーテッドのプレミアにサプライズできてくれないかしら。
で、Bohさんもトニー迷なのですね。ARMANIのポストカード、よだれモノです〜。うらやましい。雑誌も〜!香港いきた〜い。
また遊びに来ますね〜。
Posted by: tomozo | Jan 17, 2007 at 11:38 PM
いやーーー。アンディ・ラウがかっこよかったですね。冷静でストイックな役、似合ってました。ってこんなミーハーな感想じゃ、全く墨家の思想が分かってないのですが…。
Posted by: wako | Jan 17, 2007 at 11:32 PM