1968年6月5日【ボビー】
1968年6月5日、LAアンバサダーホテルで、次期大統領候補としてカリフォルニア州選挙を勝ち取ったロバート・F・ケネディは暗殺された。
この映画のタイトル「ボビー」とは、暗殺されたロバート・F・ケネディの愛称。アンバサダーホテルを舞台に、事件が起こる16時間前からその時刻まで、ホテルにいた22人の物語です。
THE有頂天ホテルのように、舞台はホテルの中のみ。
一つの場面に集い合う人々の人生模様が同時進行で描かれた「グランド・ホテル」(1932年)から、このストーリー展開の映画を「グランド・ホテル形式」と呼んでいます。
監督は自身も俳優として出演しているエミリオ・エステヴェス。なんと脚本まで手がけているんだから、一人三役。最近あんまりスクリーンで見ないなぁ、と思っていた、監督、脚本家、プロデューサー業の他に、ワイナリーまで経営しているとか。知りませんでした〜。
1968年とはどんな年だったんでしょう。
残念ながらリアルタイムで生きていない私には、殺されたロバート・F・ケネディは名前ぐらいしか知りません。「ボビー」公式サイトには、68年がどんな年だったのかが載っていました。
映画でも盛んに挙げられていたのがベトナム戦争。当時のアメリカは泥沼化するベトナム戦争から抜け出せず、暗い世相になっていたようです。それに加え、公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師も同年4月に暗殺され、世の中に一層暗い闇に包まれた時代でした。
そこにきら星の如く登場したのがRFKことロバート・F・ケネディ。
ベトナムからの米兵撤退、人種差別問題、貧困問題、環境問題に取り組むことを公言していたケネディは、当時のアメリカの希望だったそうです。その希望を一瞬にして奪われたアメリカの悲しみは、きっと計りしれないものだったにちがいありません。
当時を知るアメリカ人にとって、またその世代の子供たちの世代にとって、この映画は重みのあるものなのでしょう。しかし、日本人にとって…どうかな? リアルタイムでこの事件を見てきた世代はともかく、若い世代の日本人にはほとんど馴染みのない事件だし、ケネディ暗殺という歴史的事件より、豪華キャストの共演、と言う面が注目されるでしょう。
元ドアマンのジョンにアンソニー・ホプキンス
大金持ちのジャックにマーティン・シーン
ジャックの妻にヘレン・ハント
ホテルの支配人ポールにうぃりあむ・H・メイシー
ポールの妻でヘアサロンに勤めるミリアムにシャロン・ストーン
結婚式を挙げる若いカップルにイライジャ・ウッドとリンジー・ローハン
厨房のマネージャーにクリスチャン・スレーター
メキシコ従業員ホセにフレディ・ロドリゲス
厨房の副料理長にローレンス・フィッシュバーン
アル中の歌手ヴァージニアにデミ・ムーア
ヴァージニアの夫ティムにエミリオ・エステヴェス
麻薬の売人にアシュトン・カッチャー
ホテルの電話交換手にヘザー・グラハム
ざっと挙げただけでもそうそうたる出演陣。
それを見に行くだけでも、満足できます。
ストーリー展開はかなりまったりしています。
衝撃的なシーンの連続、というわけではないし、いろんな話が断片的にかつ淡々と流れていきます。
しかしラスト10分。あの衝撃的シーンを堺に急激に、たたみかけるように終末へと向かいます。あまりのできごとに、圧倒されてしまいました。まさに「おくち、ぽか〜ん」って感じで(苦笑)。
最後、エンドロールでロバート・F・ケネディ最後の演説が流れます。
理想論でしかない、実際大統領になったわけではないのだから…といわれてしまうかもしれませんが、ケネディの高い志がダイレクトに伝わってくる演説でした。日本の政治家でここまでグッとくる演説をする人はいないでしょう。
それだけ、ケネディが当時のアメリカにとって「希望の星」だったことがわかりました。
1698年6月5日
遊説先のLAアンバサダーホテルで凶弾に倒れ
翌6日、妻に看取られながら静かに息を引き取った。
■ボビー (原題 BOBBY)2006年 アメリカ
■監督:エミリオ・エステヴェス
![]() | BOBBY 悲劇のケネディ兄弟!! ジョンに続きボビーも撃たれた G. デール 古閑 万希子 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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» 『ボビー』 [ラムの大通り]
※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がいいかも。
(原題:Bobby)
「う〜ん。う〜ん」
----ど、どうしたのニャ?
「いやあ、この映画、あまりにも特殊すぎてね。
ご紹介が実に難しいんだ」
----ちょっと待って。
これって確か、ビッグスターがたくさん出ている映画だよね。
ロバート・F・ケネディ=ボビーが暗殺された1968年6月5日、
ア�... [Read More]
Tracked on Feb 20, 2007 at 02:15 PM
» 「ボビー」 入魂の一撃! [やまたくの音吐朗々Diary]
2月24日より公開される映画「ボビー」の試写。2007年の映画史に間違いなくその名を刻むであろう傑作である。「語り尽くせない」という言葉があるが、この映画にはその言葉がぴたりと当てはまる。プロット、キャスト、演技力、映像、セット、編集、メッセージ性……あまりに魅力が... [Read More]
Tracked on Feb 20, 2007 at 08:12 PM
» ボビー / BOBBY [我想一個人映画美的女人blog]
ボビーとは、アメリカ大統領 JFK(ジョン・F・ケネディ)の実弟であり、
後継者と目されていたロバート・F・ケネディの愛称。
ロバート・F・ケネディ
去年のトロント映画祭で観てきた作品、いよいよ日本でも公開!!
3月公開予定だったはずが、突然2月に変更されていた。
あちらでは字幕なしで観たから細かい会話などきちんとわかってなかったので
しっかりと確かめてきたのでもう一度、改めてレビュー★2度目... [Read More]
Tracked on Feb 20, 2007 at 09:21 PM
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去年のトロント映画祭で観てきた作品、いよいよ日本でも公開!!
3月公開予定だったはずが、突然2月に変更されていた。
あちらでは字幕なしで観たから細かい会話などきちんとわかってなかったので
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Tracked on Feb 20, 2007 at 09:24 PM
» 感想/ボビー(試写) [APRIL FOOLS]
運命を変えた一日は、ボクの運命をも変えました。
『ボビー』2月24日公開。1968年6月5日、「ボビー」の愛称で親しまれた大統領候補ロバート・F・ケネディが暗殺された。悲劇の地となったアンバサダーホテルにいた人々はその日、何をし、何を見たのか。人種も立場も違う22人の一大群像劇。
BOBBY 『ボビー』公式サイト
名優たちが集ったホテル内群像劇。生活レベルではほとんど関連性のない22人だけれど、ここで起こるドラマはすべてがある一点を指し示している。その一点とはボビーであり、戦慄のクライマッ... [Read More]
Tracked on Feb 20, 2007 at 11:56 PM
» 「ボビー」 [てんびんthe LIFE]
「ボビー」よみうりホールで鑑賞
またまた私の勉強不足というかあまりの常識の無さにへこみました。恥ずかしいので,そこに触れるのはよしましょう。
ロバート・ケネディ上院議員がアンバサダーホテルで暗殺されたとき,そこに居合わせた人々という設定で作られた群像劇。この豪華な出演者たち。22人に焦点があてられています。どこで結びつくとかそういうのではなく,別々の方向からアンバサダーホテルやロバート・ケネディにかかわっている様子が描かれています。出演者個人個人を見るのも面白いのですが,いまさらのようにこの... [Read More]
Tracked on Feb 21, 2007 at 11:24 AM
» 試写会『ボビー』 [夫婦でデート]
奥さん映画に酔いました~(T T) 14日よみうりホールで行われた『ボビー』の [Read More]
Tracked on Feb 21, 2007 at 05:00 PM
» BOBBY ボビー [気ままにDIARY]
「ボビー」の試写会に行ってきました。
とても素晴らしい映画でした。
人気ブログランキング←ポチッとヨロシク♪ロバート・F・ケネディが暗殺された日に、事件が起こったアンバサダーホテルに居合わせた22人(もっと?)の人々を描いているのですが、素直にもう一度観たい。
試写会が各地で開催されているようなので、関係者の期待度もかなり高いのでは。でも、確かにそれを裏切っていなかった。
ボビーこと、ロバート・F・ケネディは兄のJ・F・ケネディの影に隠れていて、我々日本では実はあまりよく知られてい... [Read More]
Tracked on Feb 22, 2007 at 03:01 PM
» ボビー [Lovely Cinema]
2006/アメリカ
監督:エミリオ・エステベス
出演:アンソニー・ホプキンス(ジョン・ケイシー)
マーティン・シーン(ジャック・スティーブンス)
ローレンス・フィッシュバーン(エドワード・ロビンソン)
ハリー・ヴェラフォンテ(ネルソン)
ウイリアム・H・メイシー(ポール・エバース)
クリスチャン・スレーター(ディモンズ)
ヘザー・グラハム(アンジェラ)
デミ・ムーア(ヴァージニア・ファロン)
エミリオ・エステベス(ティム・ファロ... [Read More]
Tracked on Feb 24, 2007 at 04:58 PM
» 映画「BOBBY ボビー」をbobbyshiroが語る! [bobby's☆hiroのシネプラザ]
1968年6月5日、
アメリカの希望ロバート・F・ケネディ暗殺。
世界の歴史を変えた運命の夜、
アンバサダーホテルにいた22人の”希望”の物語。
「BOBBY」
”希望”の物語〜
前向きにとらわれるけど
実は”希望”を無くすと言う意味も含まれている。
映画は、「グランドホテル形式」で進んでいくが
巧みに当時の映像も織り込まれている。
上映時間2時間のうち
ほとんどが様々な人間ドラマを描き
バラバラだったエピソードが
ラスト�... [Read More]
Tracked on Feb 24, 2007 at 05:04 PM
» ボビー(2006年) [勝手に映画評]
1968年6月5日。民主党の大統領候補ロバート・F・ケネディが、カリフォルニア州予備選挙の勝利直後に暗殺されたその日に、様々な理由から暗殺現場となったアンバサダー・ホテルに集っていた様々な人々の人生を描いた映画。RFK暗殺は実際の出来事だが、この映画自体は、完全なフィクションである。
『ボビー』と言うタイトルですが、当のボビー本人は、当時のニュース映像以外は実際には出てきません。一応、RFKらしき人影は、背面からや... [Read More]
Tracked on Feb 24, 2007 at 05:05 PM
» ボビー [メルブロ]
ボビー上映時間 2時間
監督 エミリオ・エステヴェス
出演 アンソニー・ホプキンズ シャロン・ストーン デミ・ムーア イライジャ・ウッド リンゼイ・ローハン ローレンス・フィッシュバーン
評価 6点(10点満点)
会場 一ツ橋ホール(試写会)
「ナ....... [Read More]
Tracked on Feb 24, 2007 at 06:39 PM
» 映画「ボビー」・・・もう一つの未来 [システムエンジニアの晴耕雨読]
映画「ボビー」 今日封切りだったので、「不都合の真実」を見た後、続けて見る。 封切日にもかかわらず・・・映画館は10名ほど?! ボビー・・とは、JFKの弟で、元・司法長官のロバート・F・ケネディのこと。 映画の舞台は、1968年6月5日のカリフォルニア...... [Read More]
Tracked on Feb 24, 2007 at 11:54 PM
» 映画「BOBBY ボビー」をbobbyshiroが語る! [bobby's☆hiroのシネプラザ]
1968年6月5日、
アメリカの希望ロバート・F・ケネディ暗殺。
世界の歴史を変えた運命の夜、
アンバサダーホテルにいた22人の”希望”の物語。
「BOBBY」
”希望”の物語〜
前向きにとらわれるけど
実は”希望”を無くすと言う意味も含まれている。
映画は、「グランドホテル形式」で進んでいくが
巧みに当時の映像も織り込まれている。
上映時間2時間のうち
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Tracked on Feb 25, 2007 at 10:28 PM
» 「ボビー」映画感想 [Wilderlandwandar]
ロバート・ケネディ暗殺事件を題材にした映画「ボビー」(原題BOBBY)を見てきま [Read More]
Tracked on Feb 26, 2007 at 01:30 AM
» 試写会鑑賞 一ツ橋ホールにて 〜 エミリオ・エステヴェス 「 ボビー 」 [** Paradise Garage **]
こんにちは。
雨の休日、日曜日です。
今日は、昨日 一ツ橋ホールにて行なわれた試写会で観させて頂いた、エミリオ・エステヴェス氏の新作映画について。
『 ボビー ( BOBBY ) 』 ( ‘06年 アメリカ )
《 STAFF 》
監督 : エミリオ・エステヴェス
脚本 : エミリオ・エステヴェス
撮影 : マイケル・バレット
プロダクション・デザイン : パティ・ポデスタ
美術 : コリン・ドゥ... [Read More]
Tracked on Feb 26, 2007 at 11:30 AM
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Tracked on Feb 26, 2007 at 11:33 AM
» ボビー [Diarydiary! ]
《ボビー》 2006年 アメリカ映画 - 原題 - BOBBY 1968年6月 [Read More]
Tracked on Feb 26, 2007 at 08:18 PM
» シリアスなTHE有頂天ホテル。『ボビー』 [水曜日のシネマ日記]
アンバサダーホテルを舞台にロバート・F・ケネディ暗殺事件当夜前日からを描いた群像劇です。 [Read More]
Tracked on Feb 26, 2007 at 09:58 PM
» ボビー [パフィンの生態]
『BOBBY』2006年アメリカ、監督、脚本エミリオ・エステヴェス
1968年6月5日、大統領候補ロバート・F・ケネディが暗殺された
LAアンバサダーホテル。事件16時間前から暗殺の瞬間まで、
22人の様々な人間の苦悩や衝突、和解、別離、出逢いを描くことにより
ボビー(RFK)の理想をさりげなく伝える秀作☆☆☆
ロバート・F・ケネディは、暗殺された大統領JFKの弟。
ベトナム戦争の最中、「寛容の精神で団�... [Read More]
Tracked on Feb 26, 2007 at 10:19 PM
» ボビー [雑記のーと Ver.2]
「ボビー」をTOHOシネマズなんばにて鑑賞。
1968年のロバート・F・ケネディ暗殺事件当夜、アンバサダーホテルに集った22人に焦点を当てた人間ドラマ。“ボビー”の愛称で国民に愛されたアメリカ大統領候補が凶弾に倒れ... [Read More]
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とうとう今日で2月も終了してしまいますね。やっぱり2月は逃げるように過ぎ去ってしまいました。
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世界の運命が、変わるとき―――。彼らは何を見たのか。 [Read More]
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監督 エミリオ・エステベス 出演 アンソニー・ホプキンス、シャロン・ストーン、デミー・ムーア
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Comments
こんにちは。
この時代のことはあまり知らなかったんですが
今なお残っているような差別問題など
分かりやすい題材でかなり感情移入する
ことが出来ました。
ボビーの演説は理想論かも知れなかったけど
誰かが変えようとしなければいけなかったのも
事実なので彼の存在は未来への光だったのに
違いないですよね。
素晴らしい映画でした。
Posted by: ALICE | Mar 01, 2007 at 01:16 PM
ロバート・F・ケネディの暗殺という事実は
知っていても、その時代背景と具体的な思想を
知る機会はなかったので、この映画は大変、
感慨深く観る事ができました。
”希望”を失った後も、映画全体の雰囲気から
希望を感じたので余韻も暗くはなかったです。
Posted by: パフィン | Feb 26, 2007 at 10:18 PM
こんにちは。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメントとトラックバックのお返しを失礼致します。
僕は、ボビーことロバート F.ケネディ氏や当時の世相には詳しくありませんが、本作品は、エミリオ・エステヴェス氏による R.F.ケネディ氏を題材とした意欲的な仕上りであり、その映画世界での多くの個性的な登場人物に扮した出演者の皆さんの好演が大きな見所である、素晴らしい一本でありました。。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
Posted by: たろ | Feb 26, 2007 at 11:30 AM
こんばんは☆
TB貼れているかな?できていなかったらごめんなさい!
この作品、、、すっかり勘違いしていたこと&ボビーという人を知らないってことで、
暗殺されちゃうところでは「あれ?あれっ??」って感じになっちゃいました><
そのまま最後の演説になってしまったので
もう一度歴史を踏まえたうえできちんと見直したいなぁって思っています。
Posted by: きらら | Feb 21, 2007 at 06:46 AM
Bohさん
あいかわらずかけないのですが、、、ふたつもTBありがとうございました!
Posted by: mig | Feb 20, 2007 at 09:16 PM
Bohさん
今晩は★☆
TB有難うございました。お返しにと
TB致しましたが・・・。反映せず(^_^;)
という事で、コメントにて失礼します。
マーティン・シーンのご子息が製作された
という事だそうですね。父マーティン・シーン
自身がケネディ家と縁が深いということもあって
今回の映画化となったようで・・・。
話題性・キャスト・スタッフの豪華さも
さることながら、この事件の真相も・・・
何となく見えたかな?なんて思いました。
Posted by: mezzotint | Feb 20, 2007 at 06:44 PM