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Mar 16, 2007

匂いフェチでストーカーな人殺し【パフューム】

実は私、アラン・リックマンの大ファンです。
近年、アランの映画といえば良くも悪くも
ハリポタシリーズのProfスネイプ。
比較的、悪役が多いアランさんですが
けっこう善人役もやってるんです。


Cast3
今回は良い人です(笑)


そのアランさん、久々の善人役で出演されているのが「パフューム・ある人殺しの物語」。
日本公開決定前、本国ドイツの公式サイトをのぞいてみると、どうやらアランさんはヒロインのお父さん役らしい。ホッと一安心。ついつい、また悪代官の役だったり…などといらぬ心配をしてしまうのがファンの悲しい性でございます(苦笑)


そんなアラン・リックマンが心優しい、娘思いの父親役を演じたこの映画は、かなり私好みです。
エグイ、エロイ、キモい…と思い浮かぶ形容詞はキワモノっぽいんですが、その中に潜む美しさのような、繊細さがこの映画ににじみ出ています。

舞台は18世紀パリ。
悪臭漂う魚市場で、無造作に産み捨てられ孤児院で育った主人公ジャン=バティスト・グルヌイ(ベン・ウィショー)は、類い希なある才能、それは何キロ先までもの匂いを嗅ぎ分けられるほどの、驚異的な臭覚を持っていた。
皮なめし職人のもとで青年になったジャン=バティストは黙々と働き続けた。生きる希望も見いだせぬまま…。ところがある日ジャン=バティストに転機が訪れる。商品の納入のためにおとずれたパリの街中で、プラムを売り歩く赤毛の少女に出会う。彼女の香りは今までに出会ったことのない、幸福すら感じる香りだった。しかし、ジャン=バティストは怯えた少女の悲鳴を塞ごうとして、誤って彼女を殺してしまう。途切れた命とともに、あのかぐわしい香りも消えてしまった。
この香りをとどめておきたい。
ジャン=バティストは、初めて生きることに執着を持った。


Story1


最初の師匠バルティーニ(ダスティン・ホフマン)のもとで、蒸留法によって香水を作るんですが、この技法では生き物の匂いは摂取できません。赤毛の少女の匂いを留めて置きたいと思っていたジャン=バティストは、パルティーニのもとを去り、グラースという土地で脂に香りを移す冷浸水法を学び、自分が思い描いた香水を作ろうとします。
これがかなりエグイです。
まず、お目当ての女性を殺し、髪の毛を剃り、全裸にしてから全身に脂を塗りたくる。
身体にくまなく布を巻き付けてしばらく放置。体臭?フェロモン?なんだか知らないけど、適度に匂いが脂に移ったところで布を取り、脂を取り、そこから人間の匂いを取り出します。


Intro1


町中の綺麗なお姉さんをどんどん殺して匂いを取る。
変態もここまでくると芸術家になるんでしょうか。
ジャン=バティスト役のベン・ウィショーの迫真の演技が、これまたキョーレツです。すでにこの世の人ではないような、そんな目つきをしているのがとても怖かった。なにげに、俳優の杉本哲太に似てると思ったのは、私だけ?(笑)


Cast1
似てるよね?

最終ターゲットのローラ(レイチェル・ハード=ウッド)をつけねらうジャン=バティストの執念深さは尋常じゃありません。その狂気、殺気を感じ取ったローラの父リシ(アラン・リックマン)は、娘を守るために必死なんだけど、ジャン=バティストの魔の手が忍び寄ります。
娘のために必死になる、アラン・リックマンの熱演がたまりません。
あぁ、私のことも守って〜などと、アホな妄想に浸りながら映画を満喫しました。


物語の一番の見所とされているのが、数百人ものエキストラを使った全員一緒に●●●のシーン。
たしかにキョーレツです。
老若男女、次々に服を脱ぎ捨てて絡み合っていきます。かなり気持ち悪いです。しかし、これこそがジャン=バティストが作り上げた究極の香水の魔力です。匂いの力を映像で見せるという意味でも、この映像は衝撃的でした。

心臓の弱い方や、あまりエログロを好まない方には、オススメできない映画ですが、本当にスクリーンから匂いがただよってくるような錯覚に陥る、そんな臭覚を刺激される映画です。


芸術性が高い映画だと思うのですが、何故配給元のGAGAは桜塚やっくんを宣伝に起用したんだろう。
別にやっくんが好きとかキライとか、そういうことではなく、映画のイメージとあまりにもかけ離れたキャラなので、残念。もうちょっと、この映画の雰囲気と合ったタレントを使って欲しかったです。
話題性だけを追求しているようで…。配給会社ももうちょっと、そこらへん考えてほしいです。


■パフューム ある人殺しの物語
■2006年 ドイツ
■監督:トム・ティクヴァ
■出演:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド

B000LZ52RU映画「パフューム」オリジナル・サウンドトラック
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サイモン・ラトル サイモン・ラトル ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
東芝EMI 2007-02-07

by G-Tools
4167661381香水―ある人殺しの物語
パトリック ジュースキント Patrick S¨uskind 池内 紀
文藝春秋 2003-06

by G-Tools


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Comments

アラン・リックマン、
よかったですね。
声も独特で惚れ惚れしますね。
娘を守る父親のすがた、共感です。
ジャンバティストの野郎め、
とおもっても、香りをかいじゃったら
やっぱ許したくなるんでしょうか?
そんなニオイ嗅いでみたいですね。

Posted by: 永卯 | Mar 22, 2007 at 01:22 AM

>ミチさん
ナイナイの岡村…それにも座布団一枚差し上げましょう。
とうことは、どっちにしろ猿系の顔ってことですね(笑)

>ぴぃちさん
コメント有り難うございます。
たしかにあーゆうシーンは近年希に見るキョーレツな一発でした(笑)週刊現代にまで取り上げられてるぐらいですから(苦笑)

>シャーロットさん
いつもお世話になってます。
アランパパ、私でよければ、いつでも娘になったげる!
なんてついつい一句詠んでしまいました(爆)

Posted by: Boh | Mar 22, 2007 at 12:17 AM

こんにちはー。
杉本哲太説も納得。私的にはミチさんのナイナイ岡村説支持派ですけど。笑
アランぱぱ、娘の香りにはやはり勝てませんでしたね~。息子になってくれなんてー。それほど匂いには執着するものんなですよね。
特に子供に対する親の思いって。
すごく深い話だなあと関心しちゃいます。
ちょっと万人にはおすすめしがたいですが、私は結構気に入ってます。

Posted by: シャーロット | Mar 21, 2007 at 01:43 PM

こんにちは♪
独特の雰囲気の作品でしたね。
においを映像で表現されるのは、なんだか不思議でした。

>数百人ものエキストラを使った全員一緒に●●●のシーン。

ほんと強烈でしたね。
唐突だったのであっけにとられました(笑)

Posted by: ぴぃち | Mar 21, 2007 at 12:56 PM

こんにちは♪
TBありがとうございました。
のめり込むように見てしまう映画でした。
しかも鼻腔刺激されまくりで(笑)
グルヌイユ=杉本哲太は納得です~。
ナイナイ岡村にも見えて困りました。

Posted by: ミチ | Mar 20, 2007 at 10:16 AM

> mezzotintさん
コメント有り難うございます。
TBってうまくいくときとそうでないときがありますよね。
これにメゲず(笑)今後とも宜しくおねがいします。

>キキさん
コメント有り難うございます。
やっぱ似てますよね(笑)でもコレって少数意見でしょうか?

Posted by: Boh | Mar 20, 2007 at 12:55 AM

こんばんは。初めまして。
私も杉本哲太にそっくりだと彼がアップになる度に思ったので大爆笑しました。^・^

Posted by: キキ | Mar 19, 2007 at 11:57 PM

Bohさん
TBありがとうございます。
TBしてみましたが、反映せず?
ココログさん、上手くいくときと
そうでないときがあって・・・・。
という事で、コメントで失礼いたします。
匂いが素材となった映画なんて、製作する
事自体、難しいでしょうね。でも作ったんだ!

Posted by: mezzotint | Mar 19, 2007 at 11:00 PM

>J美さん
コメント有り難うございます。
まさに五感を刺激する映画でしたね。
キョーレツすぎるから、好き嫌いはっきりするタイプの映画かも。また遊びにきてください。

>じんろくさん
コメントどうも有り難うございます。

>masalaさん
私も「ダイ・ハード」のハンスでアラン・リックマンのファンになりました。Prfスネイプからファンになったという最近のファンの人たちにも、アランのいろんな映画を堪能して貰いたいです。イマイチ、メジャーになりきれない、そんなアラン・リックマンが大好きです(笑)

Posted by: Boh | Mar 19, 2007 at 01:58 PM

こんにちは、TBありがとうございます。
アラン・リックマンいいですね。
私は、やっぱり「ダイ・ハード」のハンス・グルーバーが好きです。他の方のブログを読むと『ハリ・ポタ』のスネイプと書いている方が多いですけど、初めての出会いが「ダイ・ハード」だったので、いまだにアラン・リックマンを見ると「ハンス・グルーバーだ!」と思ってしまいます、情けない。
これからも「masalaの辛口映画館」をよろしくお願いします。

Posted by: masala | Mar 19, 2007 at 01:21 AM

彼は 母を求めたのです 乳のにおいや ぬくもりを 求めたのです だから 化粧っけのない少女を 殺すことになってしまった 本来の女性のにおい フェロモンを求めて

よく男子学生の部屋は くさいとか言いますが 同年代の女子も そうとうに におうと思います

Posted by: じんろく | Mar 17, 2007 at 05:01 PM

TBありがとうございました!
私もこの映画、好きです!五感を刺激されるような久々に映画らしい作品に出会えたような気がします。
桜塚やっくんとあのシーンで観客動員を目論んだ感じはちょっと・・・困りますね。

Posted by: J美 | Mar 16, 2007 at 05:37 PM

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Tracked on Mar 30, 2007 at 01:03 PM

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わたくし、この作品を鑑賞中は色んな欲望に駆られました。 一風呂浴びたくなったり、自分の所有する収納し切れない香水ボトルの香りを楽しみながら整理整頓したくなったり、あるいは究極にも、相方の愛用枕の匂いを嗅ぐという動物的行動・・・。 不謹慎にも、ようやく辿....... [Read More]

Tracked on Mar 30, 2007 at 04:22 PM

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