女王の涙 【クィーン】
2007年、アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したヘレン・ミレン。
彼女は映画「クィーン」で同賞を受賞しました。
今年のGWは行楽地へは行かず、映画三昧。その第一弾に「クィーン」を見てきました。

1997年8月31日。パリで交通事故死したダイアナ元皇太子妃をめぐって、英国王室が翻弄した一週間を描いている作品です。
離婚後、つまり民間人となったダイアナのために、本来女王がコメントする必要はない、とされました。ところが英国のみならず、世界的に人気があった彼女のために、人々は女王のコメントを待ち望みました。なかなか公式コメントを発表しない英国王室にたいし、国民は不満、碇の矛先を女王に向け始めたのです。
この物語は、今から10年前に起こったダイアナさん事故死にまつわる物語で、どこからどこまでがフィクション、ノンフィクションなのかわからないくらい、非常によく描かれています。
民間人になったとはいえ、大切な孫たちの母親であることに変わりはないダイアナ。
しかし、英国国王であるエリザベスは、一個人の感情を表に出すことができません。というか、そうしてはならないと教えられ、ずっとそうしてきたのです。
自分のことより、家族のことより、国民のことを第一に考えなければならない。
そのストイックさが、王室とダイアナとの確執の根元なのかもしれません。
自分の感情を押し殺して、人知れず涙を流す女王の姿に、思わず涙してしまいました。
映画の中で、毅然とするエリザベス女王。もちろんヘレン・ミレンが演じているのですが、これがあまりにもエリザベス女王そっくりで、みているとBBCで製作されたドキュメンタリー番組かと思うほど。
事故当時のニュース映像など、実際に使われたものがうまく混合され、よりリアル感が増しています。まるで、誰かが女王のそばで、一部始終を見ていたのでは? と思うほどです。

ソックリの域を超えてます。

コチラがクィーンではない時のヘレン・ミレン女史
そっくりなのは女王だけではありません。
当時、就任したてのトニー・ブレア首相。
こちらもマイケル・シーンという俳優が演じているのですが、ホンモノのブレアそっくり!
最初はちょっと違和感を感じましたが、上映後30分もしないうちに、すっかりブレアとしか見えないぐらいしっくりしています。テレビで見聞きするブレアの声、しゃべり方そっくり! ヘタなモノマネショーとは比べモンになりません。

今から10年前のブレア…にソックリ!

同じ人とは思えません! コチラは俳優マイケル・シーン
さて、この映画でエリザベス女王を演じたヘレン・ミレン。
私は彼女が大好きです。
ピーター・グリーナウェイ監督の『コックと泥棒その妻と愛人』で、妻を演じたのがヘレン・ミレン。今から18年前の作品ですが、この映画のヘレン・ミレンはとってもかっこよかったです。かなりエロ・グロな映画で好き嫌いがはっきりすると思いますが、グリーナウェイの映像美、マイケル・ナイマンの音楽、そしてJ.P.ゴルティエの衣装という最高のコラボレーション。機会があったら是非ごらんください。
ちなみに、泥棒役をやっているのがマイケル・ガンボン。
今ではホグワーツの校長、ダンブルドアをやってます(笑)
■クィーン(原題THE QUEEN)
■2006年 英仏伊合作
■監督:スティーヴン・フリアーズ
■主演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーンほか
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監督 : スティーヴン・フリアーズ
出演 : ヘレン・ミレン / マイケル・シーンr
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クイーン(2006 イギリス・フランス・イタリア)
原題 THE QUEEN
監督 スティーヴン・フリアーズ
脚本 ピーター・モーガン
撮影 アフォンソ・ビアト
音楽 アレクサンドル・デプラ
出演 ヘレン・ミレン マイケル・シーン
ジェームズ・クロムウェル
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先日鑑賞した『太陽』もそうでしたが、一般ピーポーが立ち入れない領域って覗いてみたくなります。
時は1997年
新しい首相を選ぶ選挙真っ只中
エリザベス2世女王陛下(ヘレン・ミレン)は、肖像画を描いている画家にこう言います。
「私も選挙権が欲しい」
自分の意見を述べたいからだとつぶやきました。
新首相となったのは若きトニー・ブレア(マイケル・シーン)。
国民から絶大な支持を得て当選したブレア首相。
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≪ストーリー≫
1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。王家においてダイアナはいつも頭痛の種で、民間人となっていたダイアナの死は本来関係のないことであった。女王はコメントを避けるが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていく。やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになる。若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでいく。(goo映画より)
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アカデミー賞主演女優賞受賞作品だからね。
やっぱ観ておこっと。。。ということで「クィーン」を観てきました。
( → 公式HP
)
出演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ
上映時間:104分
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スティーヴン・フリアーズ監督、2006年、英仏伊合作。
ダイアナ元皇太子妃の事故死直後のエリザベス女王とブレア首相の会話、
メディア報道、民衆の言動などを描き、女王の威厳を浮き彫りにする秀作。
ヘレン・ミレンがアカデミー賞主演女優賞受賞。
内容を全く知らずに鑑賞したのが良かったかもしれない。
王室内やブレア家内の会話は創作であるが、役者が本物に似ているため
物語に引き込まれた。
1997年8月、ダイアナさんがパリで死亡。一年前にチャールズ皇太子と
離婚しており、ロイヤルファミリーではないダイアナ... [Read More]
Tracked on May 21, 2007 at 09:27 PM
Comments
>muminさん
その後、いかがお過ごしですか?(^o^)
「クィーン」は心にズシンと響くものがある映画でしたね。トニー・ブレアにしろ女王にしろ、本当にすごいです。
チャールズ皇太子を演じた俳優さん、「バベル」にもちょい出してるんです。「バベル」見てたら出てきたんで、ついつい「あっ、チャールズがこんなところに」と思ってしまいました。
Posted by: Boh | May 07, 2007 at 03:14 PM
5月5日に私も「クィーン」を観て来ました。ヘレン・ミランにしてもマイケル・シーンにしてもベストキャスティングですね。どっちが本物だか、と思ってしまう位そっくりでびっくりでした。それにあまり出番はなかったとは言え、チャールズ皇太子を演じた俳優さんも歩く時の手の組み方とか細かい所を皆さん研究されているのがすごいと思いました。
10年経って女王の人気なども記念祭があったりしたから相変わらず変わってませんが、トニーブレアだけはかなりトシを取って、イラク問題で変にブッシュ大統領と組んだゆえに国民から不評を買い、以前の人気やエネルギッシュな感じがすっかりなくなってしまい残念ですね。マイケルシーンがやる気100%の当時のブレア氏を好演していると思います。
ダイアナが事故死をした時、偶然にも私はフランスにいました。あの時の「まさか、あのダイアナ妃が!」という気持ちは今でも覚えています。当時は葬儀が行われるまでイギリスだけでなく、ドイツでもアメリカでもナンバー1で取り上げられる話題はダイアナ妃のことでした。世界が悲しみに包まれているのを見て、改めて彼女の偉大さというか彼女がどれだけ「人々のプリンセス」として皆に愛されてきたのかが痛いほどわかりました。
映画を観ている間、本当にいろいろなことを考えてしまいました。ただ単に「感動した」という言葉だけでは言い表せない、久しぶりに心に訴えてくる映画を観たなぁと思えました。
Posted by: mumin | May 07, 2007 at 02:37 AM
>くまんちゅうさん
コメント有り難うございます。
王室や首相(労働党)の宣伝とは思いませんが、現存している人たちをよくここまで描いちゃってますよね。クレームとかこなかったのか、心配です(笑)
>シャーロットさん
TBすみません。認証したものしか表示されないようになってます。ごめんなさい。
『コックと泥棒〜』私の生涯ベスト5に入る1本です。ぜひぜひご覧になってくださいませ!
>きららさん
いつもコメント有り難うございます。
ヘレン・ミレンさんは実物の方がおきれいですが、マイケル・シーンは…実物の方が若々しいとだけにしておきましょう。ちょっとコワすぎですね(笑)
>ジョーさん
コメント有り難うございます。
最近グリーナウェイ聞きませんね。一時はオペラの監督やってるという話を聞きましたが、マイケル・ナイマンと決別してからパッとしなくなってしまったし。「コック」がグリーナウェイの絶頂期だったのかも…(苦笑)
>悠雅さん
コメント有り難うございます。
ヘレン・ミレンが女王の役をやったのも、やはり女王をリスペクトしているからなのでしょう。改めて、英国王室はスゴイなと思いました。
>マダムSさん
ご無沙汰です。TBすみません。認証後のアップとなります。
マイケル・シーン、思い起こせばけっこう彼の出演作は見てるんだけど、あまり印象残ってませんでした。これからはもっと気合い入れてマイケル見るようにします(笑)それにしても違いすぎですよね。
>チョコさん
コメント有り難うございます。
みなさん一様にヘレン・ミレンの変身ぶりよりマイケル・シーンの変身ぶりに驚愕されてますね。特殊メイクとかしてるわけでもなさそうなのに、スゴイですよねぇ(笑)
Posted by: Boh | May 06, 2007 at 11:06 PM
はじめまして。
TBありがとうございました。
王室、皇室。
庶民にはうかがい知ることのない世界だから
ついあれこれと憶測が飛んでしまうのでしょうね。
はっきりしているのは、
その地位についてる人間は、自分の立場というものをわきまえて、すごく自制している、ということですね。
それだけで尊敬、です。
。。マイケル・シーンって、普段はこんな感じの方なんですねぇ。。。
Posted by: チョコ | May 06, 2007 at 11:58 AM
トラコメ有難う御座いました♪
私もTBお返ししようと思いましたが、上手く飛ばないようです(^^;)
うわぁ~マイケル・シーンの衝撃写真(笑)有難うございます!! ぜんっぜんイメージ違いますね!! 「サハラに舞う羽根」でもイギリスの将校役なので軍服姿がはまってるんですが・・役者さんって化けますね~へレンもお見事でした。
Posted by: マダムS | May 06, 2007 at 10:46 AM
TBありがとうございました。
こちらからのTBが届かないようでごめんなさい。
わたしも、ヘレン・ミレンが大好きで、
この作品の公開をずっと待っていました。
エリザベス1世を演じたドラマも素晴らしかったですね。
オスカー獲得時のスピーチは、この役柄を演じたからこそ感じた、
女王として生きて来た50年の、重責や信念や葛藤…からの言葉だったんだろうと思いました。
Posted by: 悠雅 | May 06, 2007 at 10:41 AM
TBありがとうございます。
TB返しが不調のようなので、コメントさせていただきます。
「コックと泥棒その妻と愛人」はなんといっても音楽がよかったですね。最近グリーナウェイの名前を聞きませんが、元気なのでしょうか。
Posted by: ジョー | May 06, 2007 at 09:01 AM
こんにちは♪
やっぱりgooからはTB送れないです><
ヘレン・ミレン、テレビでこの映画と実際の映像を比べているのを観ましたが
本当にそっくりさんでしたね。(ちと体型がちがうかな?)
アカデミーのときは「別人?」って思ったくらい美しかった☆
マイケル・シーン、こわいー
Posted by: きらら | May 06, 2007 at 09:00 AM
こんばんは。TBが不調です。ごめんなさいね。
マイケル・シーン、全然違いますね~。
素顔はすごく若いっ。爆
『コックと泥棒その妻と愛人』・・・未見です。とっても見たくなりました。
Posted by: シャーロット | May 06, 2007 at 01:00 AM
Bohさん、こんばんは
TBありがとうございます。
こちらからも何度かトライして見ましたが届いてるかどうか反映されていないようなのでコメントにURL置いておきます。
女王や首相の宣伝も兼ねているのかな?とか、こんな映画作って大丈夫なんて凄い国だなぁとか、余計な事考えながら見ていましたが、似すぎているキャストは堪能させてもらいました。
Posted by: くまんちゅう | May 06, 2007 at 12:44 AM
>ミチさん
いつもコメント有り難うございます。
女王さまってやっぱり国民からリスペクトされているんですね。そういう意味で王室はすごいんだな…と思いました。はたしてチャールズがその後をちゃんと継げるのか心配。飛び越してウィリアム王子が国王になればいいのに、なんて人ごとだから好き勝手なこと言えますが(笑)
Posted by: Boh | May 06, 2007 at 12:26 AM
こんばんは♪
TBが不調でゴメンなさい。
下手なソックリショーとは比べ物にならないくらい真剣にご本人に似せていましたよね。
すごく研究したんだろうな~。
女王という地位に50年もいる彼女はやはり尊敬に値すると思います。
Posted by: ミチ | May 05, 2007 at 10:52 PM