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Mar 10, 2008

まばたき20万回【潜水服は蝶の夢を見る】

人気ファッション誌「ELLE」の編集長だったジャン=ドミニック・ボビー氏。
突然の脳梗塞で命は助かったものの、左眼以外全身マヒ。
その唯一動く左眼のまばたきで、1冊の本を書き上げた物語。
その実話が「潜水服は蝶の夢を見る」として映画化されました。


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【ストーリー】

主人公ジャン=ドミニック・ボビーは、脳梗塞により“閉じこめ症候群(ロックト・インシンドローム)”意識、知力は元のママなのに、左眼以外身体がマヒした状態になってしまった。
「E、S、A、R、I…」と使用頻度の高い順に並べられたアルファベットを読み上げてもらい、まばだきをして合図し、少しずつ単語を並べていく、という気の遠くなるようなコミュニケーション方法を通して、自伝「潜水服は蝶の夢を見る」を書き上げた。そのまばたきの回数は20万回以上。


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この本は、世界31カ国で出版されベストセラーとなり、映画監督のジャン=ジャック・ベネックスはジャン=ドミニック・ボビーの執筆模様を「潜水服と蝶」という短編映画に収めたそうです。

この物語は、唯一動く主人公の左眼を通して描かれているシーンが多く、見ている観客はまるでその「左眼」になったような気になります。また、身動きのとれない身体を現す「潜水服」、主人公が潜水服を着て水中を漂うシーンがあるのですが、これもまた見ている観客は同じように身動きの取れないような感覚に陥ります。「全身マヒ」という状況を視覚的に非常に良く描かれているのではないでしょうか。


何よりも一番感銘を受けたのが、いわゆるバリバリの業界人だった主人公が、こういった状況に陥り、自らの死を望むもそれもかなわず…記憶と想像力によって哲学的、精神的な自由を手に入れ前向きに、自伝を書きつづることにより「生」を取り戻していく様は、感動無くしてみることができません。

ちなみに…ジャン=ドミニック氏がいう「潜水服と蝶」というのは、身体の自由はまったく利かないけれど、蝶の用に記憶と想像力で自由を謳歌できる…という意味だそうです。

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書籍は1997年に刊行され、日本では98年講談社より刊行されました。
ジャン=ドミニック氏は自伝が出版された10日後に、合併症によりお亡くなりになりました。

■潜水服は蝶の夢を見る(原題LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON/THE DIVING BELL AND THE BUTTERFLY)
■2007年 アメリカ/フランス 112分
■監督:ジュリアン・シュナーベル(『バスキア』『夜になるまえに』)
■出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズほか


潜水服は蝶の夢を見る潜水服は蝶の夢を見る
ジャン=ドミニック ボービー 河野 万里子


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Comments

>道端の石ころさん
コメント有り難うございます。
20万回のまばたき、と言葉ではカンタンですが実際にそれだけしか
コミュニケーションの方法がない、想像を絶することだと思います。
もし自分が同じ境遇になったら…きっと気が狂ってしまうでしょう。
道端の石ころさんのブログ、ぜひ拝見させていただきます。
取り急ぎお礼まで

Posted by: Boh | Mar 10, 2008 at 05:19 PM

はじめまして
道端の石ころといいます

左目しか動かない

そんな中でも本を書く情熱

しかも20万回ものまばたきでとは

すごすぎる

ここで紹介された本を読んだことがないので、これを機会に読んでみたいと思います

映画とは関係ないんですけれど、僭越ながら、僕もブログを書いているので、もしよかったら見に来てください

道端の石ころ
『そんじょそこらを目指します』
http://m-16e363476e0d0400-m.cocolog-nifty.com/blog/

Posted by: 道端の石ころ | Mar 10, 2008 at 04:13 PM

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