時代の寵児その末路【ファクトリー・ガール】
60年代POPカルチャーは好きなんですが、無学なもんでこの映画を見てきました。
ウォーホールのミューズとして一世を風靡したイーディ・セジウィックの波乱に満ちた自伝的映画、
『ファクトリー・ガール』。
【ストーリー】
1965年、ポップカルチャーの第一人者としてニューヨークに君臨していたアンディ・ウォーホールに気に入られた一人の少女。
彼女の名はイーディ・セジウィック。アメリカでは知らないものはいないとまでされる大富豪で名家セジウィック家の令嬢イーディは、またたくまにウォーホールのミューズとなり、ウォーホールの“ファクトリー”の一員となる。
前衛的な作品を次々に発表するウォーホール。
中でも彼が撮った映画に出演したイーディはマスコミにももてはやされた。数々のファッション誌は彼女を追いかけ、中でもヴォーグ誌はイーディと契約し、彼女の印象的なアイメイク、大きなイヤリング、黒いタイツなどイーディのスタイルが流行となった。
そんな生活が続く中、彼女の前に突如現れた一人の男。
彼こそが時代の寵児といわれたロック・スターのボブ・ディラン。
二人が恋に落ちるのに、時間はかからなかった。
またもやマスコミはイーディとボブ・ディランを追いかける。
その一方で、いつも一人ちやほやされているイーディに対し、ファクトリーの中では彼女に対する嫉妬心が芽生える。ウォーホールの態度も一変し、彼女にたいして冷たくなる。
ディランとウォーホールの間で翻弄し、結局はドラッグに溺れて自滅してしまったイーディの物語である。
劇場予告や映画のフライヤー、公式サイトを見ると、配給サイドはこの映画を60年代のオシャレなPOPカルチャー路線で売りだそうとしているのですが、実際のところ、そんな生やさしいストーリーではありません。
たしかに、劇中でのイーディはとてもオシャレ。
ボーダー柄のワンピースとかアクセサリーとか、今見ても充分かわいいものがたくさん出てきます。
しかし、この映画の肝心なところは、つねに「誰かの愛」を求め続けなければ生きていけない一人のか弱い女性の物語で、けっしてハッピーエンドではないのです。
後半、ドラッグ中毒になったイーディは本当に痛々しい。
とてもじゃないが、ポップでオシャレなんて雰囲気ではありません。
これが60年代のサブカルチャーの末路…とでもいいましょうか。
一人の淋しい女の子の末路を見せられたような、気がしました。
一方、もう一つの見所としては、アンディ・ウォーホールとボブ・ディラン。
今までたくさんのウォーホールを映画で見てきました。
一番印象的だったのは「バスキア」のデヴィッド・ボウイ。ボウイ自身かなり個性的なアーティストであるにもかかわらず、さらに個性的なウォーホール役を演じるとは、当時センセーショナルに報じられていました。
ボブ・ディランもちょうど4月26日から「アイム・ノット・ゼア」が公開されます。
リチャード・ギア、ケイト・ブランシェット、ヒース・レジャー、クリスチャン・ベイルなど、かなりぶっとんだキャスティングです。
で、「ファクトリー・ガール」では、イディーの運命を変えた二人の男、ウォーホール役にガイ・ピアーズ。ボブ・ディラン役にアナキン・スカイウォーカーのヘイデン・クリステンセンが演じています。ちなみに、この映画の共演がきっかけてシエナ・ミラーとヘイデン・クリステンセンは一時お付き合いされていたそうです。

比較的、タフガイ系を演じることが多かったガイ・ピアーズが病的チックなウォーホールを演じています。顔色がすごーく悪くてこわかったです(苦笑)

しゃべり方とか、多分本人に似せてると思われるのですが…。熱狂的なボブ・ディランのファンの方々にとっては怒り心頭ものではないでしょうか?…多分(苦笑)
■ファクトリー・ガール(原題:FACTORY GIRL)
■監督:ジョージ・ヒッケンルーパー
■出演:シエナ・ミラー、ガイ・ピアーズ、ヘイデン・クリステンセンほか
■2006年 アメリカ 91分
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» ファクトリー・ガール/FACTORY GIRL [我想一個人映画美的女人blog]
これは、ニューヨーク市で60年代、ポップアートの人気を博したアンディ・ウォーホルの
アヴァンギャルド系短編映画に出演したモデル・女優、イーディー・セジウィック (1943-1971)の、
いちばん輝いていたときから、弱冠28歳でその輝きを失ってしまうまでを描いた伝記映画。
シエナ・ミラーのファンでもなければ、アンディ・ウォーホルに興味があるわけでもなく、
60年代にそのミューズだったイーディに興味があるわけでもなかったけど、
観て来ました〜。
撮影中風景をゴシップで載せたのはかなり前。
主... [Read More]
Tracked on Apr 15, 2008 at 10:28 PM
» 『ファクトリー・ガール』 [ラムの大通り]
(原題:Factory Girl)
「いやあ、こんな変わった映画とは思わなかったな」
----えっ、そうニャの。
1960年代のポップカルチャー・シーンを描いているとかで
観る前から楽しみにしていたじゃニャい。
「それはそう。
だって、アンディ・ウォーホルやボブ・ディランが話の中心というんだから、
これは期待して当然。
ところがこの映画、
監督のあの時代に対する思い入れがどうも感じられない」
----時代再現がなされてニャいってこと?
「いやいや。
それはよくできているとおもうよ。
当時の関係者た... [Read More]
Tracked on Apr 15, 2008 at 10:36 PM
» 『ファクトリー・ガール』 [Sweet*Days**]
監督:ジョージ・ヒッケンルーパー CAST:シエナ・ミラー、ガイ・ピアース、ヘイデン・クリステンセン 他
1965年、名門セジウィ... [Read More]
Tracked on Apr 20, 2008 at 12:11 AM














Comments
>migさん
いつもTB&コメ有り難うございます。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、予告でみた印象とまったく違う展開でした。
この映画みて、ウォーホールってちょっとヤなヤツ? と思ったのはワタシだけでしょうか?(笑)
Posted by: Boh | Apr 16, 2008 at 01:10 AM
Bohさん
こんばんは♪
コメントTBありがとうございますー
>一人の淋しい女の子の末路を見せられたような、気がしました
わたしも同感ですね、
期待していなかったせいか、すごく興味深くみることが出来ました☆
それとボブディラン。
ファンにとっては怒り心頭。
ほんとに(笑)
Posted by: mig | Apr 15, 2008 at 10:28 PM