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Jun 11, 2008

怒涛の一週間【クライマーズ・ハイ】

あれから23年経ちました。

乗客乗員542名。
生存者4名。
死亡者数540名。

世界最大、最悪の航空機事故が起きたのは1985年8月12日。
羽田発JAL123便大阪行きは、群馬県御巣高山に墜落。
この忌まわしい事故の記憶は、いまだに薄れることがありません。

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【ストーリー】
群馬県、北関東新聞社。地元が現場となったかつてない大事故の全権デスクに任命された悠木(堤真一)。
記者として一大スクープを扱う興奮を禁じ得ない一方で「新聞は命の重さを問えるのか?」という命題を突きつけられる。
混乱する現場、妬みや苛立ちに激昴する社内。加熱する全国紙との報道合戦。
異常な熱気に包まれる中、必死にもがき信念を貫き通そうとする悠木は、あるスクープをめぐって究極の選択を迫られることになる……。


「クライマーズ・ハイ」の原作者・横山秀夫氏は自身もかつて地方紙(北関東新聞のモデルとされる上毛新聞)の記者で、実際に当時遭遇した日航機墜落事故の取材をもとにして書かれた作品です。


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主人公悠木を演じる堤真一をはじめ、境雅人、田口トモロヲ、高嶋政宏、遠藤憲一、山崎努と豪華出演陣。
男くさーい新聞社という戦場で、一刻一秒を争いニュース原稿を入れる記者たちの熱意は、観客に熱いほど伝わってきます。

特に85年、まだケータイもPCも普及していない時代。
現場から編集部に連絡を入れるのも、民家から電話を借りたり、公衆電話を使ったり。
書いた原稿もFAXではなく、電話で口頭で読み上げて伝えています。
今ならケータイはもちろんのこと、書いた原稿をモバイルですぐに送信すれば1分とかかりません。
アナログな時代の新聞記者たちが、どれだけ命をかけて原稿を書き上げてきたのか、初めて知りました。


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事故当日、一番最初に現場に足を踏み入れた佐山(境雅人)が、ドロドロになって帰社してきた様は、まるで死人のよう。それだけ地獄絵図を見てきた緒tここが背負ったものの大きさ、悲しみの深さが境雅人からオーラのように伝わってきました。

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事故当時、まだ中学生だった私は、その悲惨な現場をテレビや雑誌で見ることはあっても、リアルに感じることはありませんでした。
もちろん、この映画も決してリアルなものではありません。しかしながら、100%ではないにしろ、リアルなものを感じずにはいられませんでした。


映画を見るまえに、原作本を読んだのですが、小説の方が話が悲惨でした(事故とうことだけではなく)。
事故発生からの一週間を描いた作品ですが、これだけのスケールのものを、2時間ちょっとにとてもよくまとまっていると思います。
むしろ、原作のラストより映画の方がずっと納得いくラストでした。個人的に、原作より映画の方が良いというパターンは非常に珍しいです。


監督は同じく堤真一主演「魍魎の匣」で監督を務め、自身も「ラスト・サムライ」俳優デビューをしている原田眞人。

タイトルになっている「クライマーズ・ハイ」とは登山時に興奮状態が極限まで達し、高さへの恐怖感が麻痺してしまう状態をいいます。物語は85年の事故当時と現代とがオーバーラップしながら進んでいきます。どっちの意味でも、「クライマーズ・ハイ」というタイトルは、素晴らしいと思います。久々、男の戦場、熱い見応えのある映画を見ました。


それにしても、ここ数年、堤真一は次々といい映画に出ていますね。
次回作はフジテレビ系で大ヒットした「ガリレオ」の劇場版、「容疑者Xの献身」で湯川教授と対決する石神哲哉を演じるそうです。
こちらも今から楽しみですね!


■クライマーズ・ハイ
■監督:原田眞人
■出演:堤真一、境雅人、高島政宏、尾野真千子、山崎努ほか
■2008年 日本 145分



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Comments

初めまして。先日「クライマーズ・ハイ」スレッドにTB頂き、こちらからもお返ししましたが、反映されておらず、機能しなかったかもしれないので、とりあえずURL欄に当スレッドURLを記入の上、コメントさせて頂きました。

Posted by: Autumnroom | Jun 21, 2008 at 10:26 AM

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