コレぞ男の色気です【イースタン・プロミス】
デヴィッド・クローネンバーグ最新作『イースタン・プロミス』を見てきました。
ここ数年、ワタシ的にクローネンバーグ作品にビビッとくるものが少なかったのですが、久々「これぞクローネンバーク!」と太鼓判を押したくなるような大満足の作品です。
【ストーリー】
ロンドンの病院で産婦人科医をしているアンナ(ナオミ・ワッツ)のもとに、ロシア人の少女が運び込まれる。しかし、出産の直後に少女は命を落とし、日記と赤ん坊が残された。そこに記された内容に危険を感じながらも、赤ん坊の家族を見つけ出そうとするアンナ。彼女はあるロシアン・レストランにたどり着き、ロシアン・マフィアに雇われているミステリアスな男ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。(シネマトゥデイ)
イギリスという異国で自分たちの小さな王国を築こうとするロシアン・マフィアの話です。
マフィア演じる出演陣、みなさん見事なロシアなまりの英語です。
特に驚いたのが、フランス人俳優ヴァンサン・カッセルにこてっこてロシアなまりの英語をしゃべらせたこと。俳優ってホントすごいですね〜。主役のヴィゴ・モーテンセンにしろNY育ちのアメリカ人なわけですから、ロシアなまりってのは大変なんだと思います。
そしてもう一つ見所といえば、ロシアン・マフィアの身体。
彼らは身体にいれたタトゥーでその人の人生がわかるそうです。伝統と格式があり、どこにどのようなタトゥーを入れたか、その人の生き様を現している……これは日本の刺青とはまた違ったカルチャーなのでしょう。
本作でも、ヴィゴのすばらしいタトゥーが披露されています。主人公ニコライが悪名高きロシアン・マフィア〈法の泥棒〉の正式メンバーになるために、古参幹部の面接シーンがあります。ヴィゴ・モーテンセンの鍛えられた肉体全身に刻み込まれたタトゥー、一瞬言葉を失うほど美しいシーンでした。
マフィアの一員でありながら、アンナの手助けをするニコライ。
決して結ばれることのない二人の「愛情」のようなものが一瞬交差するキスシーンは、今までのクローネンバーク作品の中でも、ベスト5入りするほど、セクシーなものでした。こんなに暖かみのある優しいキスシーンをクローネンバークが撮るとはねぇ。ちょっと意外な気もするけれど、それだけクローネンバークも歳を取ったってことでしょうか(笑)
ここ数年、クローネンバークの作品は「バイオレンス」だと言われています。
本作もかなりキョーレツなバイオレンス・シーンがありました。
ニコライが敵に命を狙われるシーンです。サウナで全裸にタオル一丁でいたニコライが、刃物を持った二人組に襲われます。大格闘の末、その二人組を倒すのですがニコライ自身も瀕死の重傷を負います。数分間のシーンでしたが、目を覆いたくなるほど。しかし、ヴィゴの身体から流れる血が、エロいんですよ! さすがクローネンバーク! こういうところに着目しちゃう自分がイヤになるんですけど(苦笑)
本作とは関係ないんですけど。
クローネンバークってむっちゃくちゃカッコイイっすよね(笑)
若い頃もかっこよかったけど、今もかっこいいじぃさんです。本人も一時、俳優として映画に出ていましたが、まだ出ないかなぁ。
「ミディアン」(1990)という超B級ホラー映画に出てたんですけど、こんときのクローネンバークが美しいほどかっこいい。映画公開当時、ロンドンのTower Records店頭に、クローネンバーク等身大立ち看板がありまして、本気で盗んでいこうかと思ったほどです(笑)
■監督:デヴィッド・クローネンバーグ
■出演:ヴィゴ・モーテンセン、ヴァンサン・カッセル、ナオミ・ワッツほか
■イギリス/カナダ/アメリカ 2007年 100分
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Tracked on Jul 03, 2008 at 03:45 PM
» 『イースタン・プロミス』 [マガジンひとり]
Eastern Promises@有楽町シャンテシネ、デイヴィッド・クローネンバーグ監督(2007年イギリス=カナダ)
全裸で挑んだファイトシーンに衝撃!(NEWSWEEK誌)
イギリス、ロンドン。アンナ(ナオミ・ワッツ)が勤める病院に妊娠中のロシア人少女が運び込まれた。少女は出産ののちに息を引き取ってしまい、アンナは少女の遺したロシア語で書かれた日記をアンナのロシア出身の伯父に読ませて、少女の身元を探そうとするのだが、伯父によると日記の内容には少女を悲惨な運命に導いたロシアン・マフィアの闇組織の... [Read More]
Tracked on Jul 03, 2008 at 07:06 PM
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Tracked on Jul 03, 2008 at 08:51 PM
» 「イースタン・プロミス」:勝どき駅前バス停付近の会話 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
{/kaeru_en4/}ここから死体を捨てれば、潮の流れに沈んだまま浮いてこないかな。
{/hiyo_en2/}なに、物騒なこと言ってるのよ。
{/kaeru_en4/}だって、「イースタン・プロミス」では、そんなことを言いながら死体を捨ててたじゃないか。
{/hiyo_en2/}そしたら、計算と違って、死体が上がってきちゃって、警察に見つかっちゃった。
{/kaeru_en4/}まるで1960年代の「太陽がいっぱい」みたいな展開だなと思ったら、意外にもそうじゃなかった。
{/hiyo_en2/... [Read More]
Tracked on Jul 03, 2008 at 08:57 PM
» 『イースタン・プロミス』 [ラムの大通り]
(原題:Eastern Promises)
----この映画、ヴィゴ・モーテンセンが
アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたんだよね。
「うん。だけど、
もっと多くの賞にノミネートされてもよかったんじゃないかな。
デヴィッド・クローネンバーグの、
これはいい意味での成熟を感じさせてくれた作品だったね」
----クローネンバーグって
ホラーというイメージがあるけど…。
「そうだね。
でも近年では
ドラマ志向が強くなってきている。
とはいえ前作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』もそうだけど、
目を... [Read More]
Tracked on Jul 03, 2008 at 09:22 PM
» 「イースタン・プロミス」 [或る日の出来事]
ナオミ・ワッツさんが出ているので、それだけで、観るのは決定していた映画。
でも、某「この映画がすごい!」誌で、ヴィゴ・モーテンセンの... [Read More]
Tracked on Jul 03, 2008 at 09:25 PM
» Eastern Promises 「イースタン・プロミス」 [表参道 high&low]
変化する身体に興味があったDavid Cronenberg(デビッド・クローネンバーグ)が大きな組織にフォーカスを移し制作した2作目がEastern Promises(イースタン・プロミス)。 ロンドンのロシアン・マフィアと偶然接点を持つ看護婦のストーリーは全体的に暗くてゆったりとした映画でした。最近雰囲気のある女優になってきたNaomi Watts(ナオミ・ワッツ)演じる産婦人科の看護婦は、死んだ妊婦の日記からロシア人組織に近づくことになります。 Vigo Mortensen(ヴィゴ・モーテンセン... [Read More]
Tracked on Jul 03, 2008 at 09:32 PM
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「イースタン・プロミス」シャンテシネで鑑賞
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Eastern Promises(2007/イギリス=カナダ=アメリカ)【劇場公開】
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン/ナオミ・ワッツ/ヴァンサン・カッセル/アーミン・ミューラー=スタール
果たすべき約束がある
たとえ、あなたが何者であってもー
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが再びタッグを組んだクライムサスペンス。
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Tracked on Jul 18, 2008 at 05:32 PM

















Comments
>くまんちゅう さん
コメ有り難うございます。
クローネンバーグが2作続けて同じ俳優を主演に起用するとは実にめずらしいことです。あのジェレミー・アイアンズですら、2作連続じゃなかったですし。個人的にはクローネンバーグ色の強いヴィゴさんの方がすきですね(笑)
Posted by: Boh | Jul 08, 2008 at 12:09 AM
トラバどうもでした
クローネンバーグ+ヴィゴは前作に続いての干渉でしたが、こちらの方が断然気に入りました。
渋くて強くて優しいヴィゴさん、素晴らしいです
ロードオブザリングでもこういうキャラクターで
進めて欲しかったなぁ、と、今更言ってます
Posted by: くまんちゅう | Jul 05, 2008 at 02:43 AM
> Whitedogさん
コメ有り難うございます。
ワタシもクローネンバーグが大好きで、日本で劇場公開されているものはほとんど見ています。特に好きなのが「戦慄の絆」これで、ジェレミー・アイアンズの大ファンになったほどです(笑)
「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴにはさほど萌えませんでしたが、本作のヴィゴにはかなりまいってしまいました。渋くてかっこいいですよね〜。
Posted by: Boh | Jul 04, 2008 at 12:52 AM
TBありがとうございました。
クローネンバーグ大好きで、先月何本か記事書きましたが、どうもドン引きされたような気がします。
作品がどんどん洗練されていってるような気はしますが、まだまだらしいところもたくさんあるので、これからも観続けると思います。
女性には目のやり場に困る作品だったかもしれませんが…
またのぞかせていただきますね。
Posted by: Whitedog | Jul 04, 2008 at 12:21 AM