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December 2008

Dec 20, 2008

緊急告知!!

この度、新しいブログを立ち上げました。
活字中毒であるわたくしが、世の活字中毒の皆様におくる
その名も

活字中毒書評箋


活字がないと生きていけないアナタ!
そんな中毒患者へ処方(書評)箋をお出しします。

流行の本から、普段目にしないようなコアなジャンルまでフォローします。


ご興味のある方、ぜひお越し下さいませ。


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Dec 10, 2008

赤穂浪士アメリカに行く?【47 Ronin】

近年、ハリウッドがネタ切れで他国のヒット作のリメイクだったり、過去のリメイク作だったり、または過去のヒット作の続編んど、とにかくオリジナル脚本でヒットする作品が極端に減ってきています。

日本の作品がハリウッドでリメイク、なんてのも時々ありますが、ここまで来るとは……


日本の年末といや、忠臣蔵です。
歌舞伎でも人気の演目ですし、年末時代劇スペシャルなどでもよくやってます。

その忠臣蔵が「47 Ronin」となって、ハリウッドで蘇る……。

素直に喜んでいいのか、トホホなのかよくわかりません。

映画情報サイト・VARIETYによると


 

日本の伝統的な「忠臣蔵」に『ロード・オブ・ザ・リング』のようなファンタジーの要素と、『グラディエーター』のようなバトルシーンをミックスした作品になるという。

そして、主演がキアヌ・リーブスだそうで(苦笑)
忠臣蔵がどうなると、TRORのようなファンタジーで「グラディエーター」のようなバトルになるのかさっぱりわかりません。

アメリカ人が作る忠臣蔵。
期待しないほうがいいでしょう(笑)
人気ドラマ「HEROES」に出てくる日本の戦国時代、あれはホントにひどかった。
所詮、アメリカ人が考える日本の時代劇って、あんなもんですよ。
赤穂の47人の中に、ケンセイ・タケゾウも入ってるんじゃないの?(笑)

来年クランク・インだそうです。
日本公開は、再来年ぐらいでしょうか。

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Dec 09, 2008

ぬいぐるみ、とは呼ばないで……【猫ラーメン大将】

年に1、2回トホホな映画をあえて見に行くのが趣味です(笑)
タイトルだけで、グッと惹かれました。そして劇場に足を運んでしまいました。

猫ラーメン大将

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後から知ったんですけど、原作は4コママンガだそうで。
その映画化、しかも実写版です。
ネコがラーメンを作ります。ニャン、ニャン。


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ま、SoftbankのCMじゃないから、ホンモノのネコが出演しているわけではなく、いわゆる“ぬいぐるみ”が動いています。セサミストリートのようなマペットではなく、お笑い芸人パペットマメットのウシくん、カエルくんのような人形でもなく“ぬいぐるみ”です(笑)


【ストーリー】
キャットアイドル将軍を父に持つ大将は、どうしてもタレントとしてブレイクすることができませんでした。それだけ父の存在が大きかったのです。来る日も来る日も父から厳しい修行を強いられていた大将……そんな苦しい生活から逃げ出し、手に職を付けて立派になってやる! と意気込みます。

寿司屋、タクシーの運転手、医者と職を転々とするのですがどれも長続きせず、ある雨の日の夜、思いあまって自殺しようと思ったところ、通りがかりのラーメン屋のオヤジ(黒沢年雄)に助けられました。


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その日から、大将のラーメン修行が始まりました。
そして一人前(?)になり、独立したのです。

そんなある日、TVのニュースで大将の父、将軍の黒い交際が発覚し、芸能界から追放されてしまったことを知った大将。本当は父の元へ行きたかったのですが……素直になれない大将は父の元を訪れることができましんでした。

しばらくすると、大将の店のすぐ近くに「元祖猫ラーメン将軍」という店がオープン。
客をもっていかれた大将の店は閑古鳥が鳴いています。そして、そのライバル店は父、将軍の店だったのです。

はたして父と子のラーメン対決はいかに……!!!


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↑将軍なんてコワイ名前なんだけど、キャットアイドルだけあって、むちゃくちゃかわいい顔してます。


この映画の見所の一つが、大将と将軍の吹き替え。
それぞれ出演しているのは“ぬいぐるみ”なのですが、声の出演がすごいのです。

大将(本名ウィリアムス・トーマス・ジェファーソン3世)……古谷徹
将軍(本名ウィリアムス・トーマス・ジェファーソン2世)……加藤精三

この二人、おわかりですか?
古谷徹さんは、「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイでお馴染みの声優さんです。また「巨人の星」で主人公・星飛雄馬役で活躍されていました。
一方、加藤精三さんは同じく「巨人の星」で飛雄馬の父・星一徹役で活躍されました。

つまり……
この映画、声優的にいえば星飛雄馬 vs 星一徹 となるわけです。
目を閉じて聞いていると「巨人の星」が浮かぶのに、スクリーンを見るとかわいらいしニャンコちゃんの“ぬいぐるみ”が……。


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このギャップだけで大いに楽しめます。


細かいツッコミを入れれば、本当にキリがないのですが、この手の映画はそういうこと全部に目をつむって、純粋な気持ちで楽しめばいいのです(笑)


監督はトホホ映画の巨匠・河崎実監督。
「いかレスラー」「コアラ課長」「ヅラ刑事」「かにゴールキーパー」「日本以外全部沈没」などなど……。いくつか作品を挙げただけで、いかにすばらしい映画を撮っているか、おわかりいただけると思います(笑)

特に「ヅラ刑事」は名作ですよ(笑)


寒さが身に染みるこの季節。
大将の作ったラーメンを食べて(見て)、心も身体も温まってください。


■猫ラーメン大将
■監督:河崎実
■出演:黒沢年雄、加藤和樹、長澤奈央、紗綾、なべおさみ、古谷徹、加藤精三ほか
■2008年 日本 80分


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Dec 08, 2008

怪人二十面相vs怪人二十面相【K-20怪人二十面相・伝】

今年ノリに乗っている金城武主演最新作
K-20怪人二十面相・伝」を見てきました。

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【ストーリー】
第二次世界大戦が回避されたもう一つの世界。
1949年、一部の特権階級(華族)が冨を牛耳っている日本の都市・帝都に、金持ちの財産だけを奪う泥棒K-20(怪人二十面相)が出没。
国内最大の冨を有する羽柴財閥が所蔵する絵画が、二十面相に狙われる。

謎の男にダマされ、まんまと偽の二十面相に仕立て上げられたサーカス団の曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、羽柴財閥の令嬢羽柴葉子(松たか子)、そして彼女の婚約者で名探偵・明智小五郎(仲村トオル)らを巻き込み、本物の二十面相を捉えようと奮闘する。

気の優しい真面目な青年平吉と、世間知らずだけどものすごい行動力を持ったお嬢様、そして稀代の名探偵明智小五郎のトリオは、二十面相に勝つことができるのか!?

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最近、めっきり男っぷりをあげた金城武。


以前、同じく金城武主演「リターナー」を見たときは、日本語のセリフのひどさにドン引いてしまいましたが、あれから6年、本当にいい役者になりました。
ここ数年だけでもトニー・レオンと共演した「傷だらけの男たち」、「死神の精度」、そして現在も大ヒット上映中「レッドクリフPart1」と立て続けに良い作品に出演しています。

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監督はロンドン・インターナショナル・フィルム・スクール出身、ジュリアン・サンズ主演「ヴァージニア」で監督デビューした佐藤嗣麻子。近年はTVドラマ「アンフェア」、劇場版「アンフェア the movie」でもメガホンをとっています。


架空の日本・帝都を舞台にした物語は、古き良き上海を彷彿させるような、または近未来を想像させるような不思議な街として描かれています。江戸川乱歩が生み出した「怪人二十面相」が活躍するに相応しい舞台といえるでしょう。
北村想の「完全版 怪人二十面相・伝」を原案としたストーリーで、決して乱歩作品ではありませんが、
乱歩が描き出した二十面相ワールドを残しつつ、新しい二十面相を生み出した、というところでしょうか。


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見所の一つが、曲芸師の平吉が二十面相と闘うため、自分も「泥棒虎の巻」で修行するところ。
塀を乗り越えたり、壁をよじ登ったり、曲芸師だからこそできるしなやかな、かつ俊敏な身のこなしで修行を積んでいく主人公の成長ぶりが、かっこよく描かれています。道なき道を、ただひたすら直進する修行は、かつてリュック・ベッソン脚本・原案「YAMAKASHI」というストリートパフォーマーたちの映画がありましたが、まさにあんな感じ。もちろんスタントやCGも使っているでしょうが、実に面白い映像になっていました。

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ストーリーはもとより、キャスティングもなかなか面白いのです。
脇を固める俳優陣の豪華なこと。
平吉をサポートするのが國村隼、高島礼子夫妻。
二十面相の正体とされるのが鹿賀丈史、いかにもーってキャスティングですよね。(市村正親でもよかったかも)
小林少年には、テニスの王子様・本郷奏多くん。美少年ファンも満足なキャスティングです。


既存の二十面相作品は、テレビにしろ舞台にしろ主人公は明智小五郎と小林君率いる少年探偵団。そして悪役が二十面相。これが基本パターンです。
しかし本作は、主人公は(ニセ)二十面相、明智小五郎も少年探偵団も脇役です。
そしてアッと驚く結末……(笑)これ以上書くとネタバレになるのでやめておきましょう。
素直にカッコイイと言えない、仲村トオルの明智小五郎振りもお見逃し無く(笑)


最後に、もう一つ。
肝心要の二十面相。この二十面相のマスクもお見逃し無く!
とくに『多重人格探偵サイコ』のファンは必見です。
だって、田島昭宇がデザインしてるんですよ! もうビックリ!!


おっと、忘れてた。
主題歌はOasisの「ショック・オブ・ザ・ライトニング」。
Oasisが邦画に楽曲を提供するのは初めてだそうです。
リアムの歌声が劇場に流れてるぜぃ!


■K-20怪人二十面相・伝
■監督:佐藤嗣麻子
■出演:金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子ほか
■2008年 日本 



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