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Feb 18, 2009

着いていくのがやっとです【20世紀少年<第2章> 最後の希望】

昨年夏に公開された「第1章」に続いて現在公開されている
「20世紀少年<第2章> 最後の希望」を見てきました。

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【ストーリー】 “血の大みそか”から15年後の2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は救世主と崇められていた。高校生になったケンヂのめいであるカンナ(平愛梨)は、そんな“ともだち”中心の国家に反抗し、問題児とみなされてしまう。(シネマトゥデイ)

↑コレっぽっちの“あらすじ”で把握できるような内容じゃ
ありません。だってコミック全24巻でっせ。それを3本の
映画にして、第2章ってのはその真ん中なわけです。

第1章は物語の始まりで、登場人物の説明的要素があり
大まかに言えば、すんごい長いプロローグでもありました。

で、第2章。
はっきりいって難しいっす。
この部分、ワタシがマンガを読んで一番ダレた部分です。
過去(?)に行ったり、ともだちが死んだり生き返ったり

「わけ、わかんねー!」

とマンガ読みながら叫びましたもん(笑)


で、映画ですがワタシ的にはまずまずだと思います。
とにかく3部作なわけですから、全部見てから評価したいと思います。

賛否両論の配役ですが、ワタシ個人の見解としては
スバラシ! の一言に尽きます。

あまり顔的に特徴のない登場人物でも
実によく似てます。
2章で登場する“小泉響子”なんてホントそっくり。
あの驚愕する顔が浦沢直樹の画風のまんま。
とことんこだわる堤幸彦監督です。

そして原作よりもオッチョがかっこいい!
豊川悦司ってさほど好きでもなかったのですが
オッチョには惚れました(笑)

ほかにもまだまだ語りたいことがたくさんあるのですが
キリがないですね(苦笑)


あまりにも難解な話。
しかも原作とは違う結末らしいじゃないですか。
気になる第3部の公開は8月末だそうです。

■20世紀少年<第2章> 最後の希望
■監督:堤幸彦
■出演:豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、藤木直人、石塚英彦ほか大勢
■2009年 日本 139分


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Feb 16, 2009

これぞオーストラリアへ行きたくなる映画【オーストラリア】

オーストラリア人監督と、オーストラリア人俳優による
オーストラリアの映画、それが『オーストラリア』です(笑)

なにやら、オーストラリア観光促進のためかいな?
と思いつつ試写会に行ってきました。


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【ストーリー】
第二次世界大戦直後にオーストラリアを訪れたイギリス人貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)。サラは死んだ夫が残した広大な土地と1,500頭の牛を相続し、土地を守るために粗暴な現地のカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)と手を組み、遠く離れたダーウィンまで牛を引き連れて行かなければならなかった。反目しあう二人だったが、長旅やアボリジニの孤児の少年との出会いを通し、徐々に惹(ひ)かれあっていく。(シネマトゥデイ)

よくある話、といっちゃそれまでですが
身分の違う男女が、一つの目標(困難)に協力しながら
愛を育んでいく……。そんなお話です。

主役の二人、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンは
もちろんのこと、悪役のデヴィッド・ウェンハム、
敵役のブラヤン・ブラウン、子役のブランドン・ウォルターくん
アボリジニ人の魔術師(?)役のデヴィッド・ガルピリルまで
みーんな、みーんなオーストラリア人です。

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最初は反発しあう二人、しだいに……


オーストラリアに行ったことがないワタシ。
思い浮かぶのはコアラ、カンガルーにオペラシティ。
大自然にアボリジニだって先住民だということぐらい
しか知りません。


165分という超大作ですが、時間の長さを感じない
ストーリー展開でした。

物語前半は、イギリス人貴族のサラが、夫が残した土地と
牛1500頭。その牛1500頭を遠く離れたダーウィンまで
運ばなければならない、という話。
サラの土地を狙うキング・カーニーが手下を使って彼らが
ダーウィンに到着するのを阻止しようとします。

この困難を乗り切る間には、仲間のいのちを失ったり
自然の驚異にさらされて死にかけたり、さんざんな目に
愛ながらサラ(ニコール)とドローヴァー(ヒュー)は
お互いを愛し始めていく……

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やっと二人が結ばれたと思ったら、次は戦争。
第二次世界大戦です。
前半とはまるっきり違う展開にビックリ。
極端に言えば、別な映画を観てるみたい。
それぐらいテイストがまるっきり変わります。

敵軍が攻めてきて、街は壊滅状態。
自分の息子のように育ててきたアボリジニと白人の間に
できた子ナラと引き離されてしまうサラ。
ドローヴァーとも生き別れになってしまい、みんな
どうなってしまうのだろ……
前半に見た大自然の美しさなんて、ぶっとんでしまう
ぐらい大変な状況に陥ります。


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とってもかわいいナラくん。


一番ショックだったのが……
こういう歴史的史実をきちんと知らない自分が悪いのですが
攻めてきた敵軍というのが日本だったのです。

彼らの幸せを奪ったのが、ワタシたち日本人だったのは
ビックリというかショックというか。
物語後半を、素直に楽しめなかったことは否めません。

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戦火の中からナラを救い出すドローヴァー。


165分に耐えうる、中身の詰まった映画です。
大きなスクリーンで見るべき映画だと思います。
しかし……何かが足りない。

ニコール・キッドマンは美しいし、ヒュー・ジャックマンも
ワイルドでかっこいい。
しかし、この二人のカップルでは、いまいちパンチが弱いのです。
宣伝があまり効いてなかったのか、試写会場もあまり混雑して
いませんでした。

個人的には、サラの土地を狙うキング・カーニー役のブラウン・ブラウンを
久々スクリーンで見れたのは嬉しかったです。


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カレ専にはたまらないブラウンおじさま。


悪役なのにステキなおじさまね〜
と思ったらワタシのお気にいりブラウン・ブラウン。
『F/X 引き裂かれたトリック』やトム・クルーズの
『カクテル』に出てたときから大好きでした。

久々にお目見えしたブラウンおじさま。
悪役にしとくのがもったいないぐらいのダンディっぷりを
発揮してました(笑)


これからオーストラリアに旅行に行こう、と思っている方には
オススメです。人種的問題、歴史的問題などオーストラリアの
近代史を少し垣間見ることができる作品です。


■オーストラリア(原題:AUSTRALIA)
■監督:バズ・ラーマン
■出演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンほか
■2008年 オーストラリア制作 165分


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Dec 09, 2008

ぬいぐるみ、とは呼ばないで……【猫ラーメン大将】

年に1、2回トホホな映画をあえて見に行くのが趣味です(笑)
タイトルだけで、グッと惹かれました。そして劇場に足を運んでしまいました。

猫ラーメン大将

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後から知ったんですけど、原作は4コママンガだそうで。
その映画化、しかも実写版です。
ネコがラーメンを作ります。ニャン、ニャン。


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ま、SoftbankのCMじゃないから、ホンモノのネコが出演しているわけではなく、いわゆる“ぬいぐるみ”が動いています。セサミストリートのようなマペットではなく、お笑い芸人パペットマメットのウシくん、カエルくんのような人形でもなく“ぬいぐるみ”です(笑)


【ストーリー】
キャットアイドル将軍を父に持つ大将は、どうしてもタレントとしてブレイクすることができませんでした。それだけ父の存在が大きかったのです。来る日も来る日も父から厳しい修行を強いられていた大将……そんな苦しい生活から逃げ出し、手に職を付けて立派になってやる! と意気込みます。

寿司屋、タクシーの運転手、医者と職を転々とするのですがどれも長続きせず、ある雨の日の夜、思いあまって自殺しようと思ったところ、通りがかりのラーメン屋のオヤジ(黒沢年雄)に助けられました。


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その日から、大将のラーメン修行が始まりました。
そして一人前(?)になり、独立したのです。

そんなある日、TVのニュースで大将の父、将軍の黒い交際が発覚し、芸能界から追放されてしまったことを知った大将。本当は父の元へ行きたかったのですが……素直になれない大将は父の元を訪れることができましんでした。

しばらくすると、大将の店のすぐ近くに「元祖猫ラーメン将軍」という店がオープン。
客をもっていかれた大将の店は閑古鳥が鳴いています。そして、そのライバル店は父、将軍の店だったのです。

はたして父と子のラーメン対決はいかに……!!!


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↑将軍なんてコワイ名前なんだけど、キャットアイドルだけあって、むちゃくちゃかわいい顔してます。


この映画の見所の一つが、大将と将軍の吹き替え。
それぞれ出演しているのは“ぬいぐるみ”なのですが、声の出演がすごいのです。

大将(本名ウィリアムス・トーマス・ジェファーソン3世)……古谷徹
将軍(本名ウィリアムス・トーマス・ジェファーソン2世)……加藤精三

この二人、おわかりですか?
古谷徹さんは、「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイでお馴染みの声優さんです。また「巨人の星」で主人公・星飛雄馬役で活躍されていました。
一方、加藤精三さんは同じく「巨人の星」で飛雄馬の父・星一徹役で活躍されました。

つまり……
この映画、声優的にいえば星飛雄馬 vs 星一徹 となるわけです。
目を閉じて聞いていると「巨人の星」が浮かぶのに、スクリーンを見るとかわいらいしニャンコちゃんの“ぬいぐるみ”が……。


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このギャップだけで大いに楽しめます。


細かいツッコミを入れれば、本当にキリがないのですが、この手の映画はそういうこと全部に目をつむって、純粋な気持ちで楽しめばいいのです(笑)


監督はトホホ映画の巨匠・河崎実監督。
「いかレスラー」「コアラ課長」「ヅラ刑事」「かにゴールキーパー」「日本以外全部沈没」などなど……。いくつか作品を挙げただけで、いかにすばらしい映画を撮っているか、おわかりいただけると思います(笑)

特に「ヅラ刑事」は名作ですよ(笑)


寒さが身に染みるこの季節。
大将の作ったラーメンを食べて(見て)、心も身体も温まってください。


■猫ラーメン大将
■監督:河崎実
■出演:黒沢年雄、加藤和樹、長澤奈央、紗綾、なべおさみ、古谷徹、加藤精三ほか
■2008年 日本 80分


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Dec 08, 2008

怪人二十面相vs怪人二十面相【K-20怪人二十面相・伝】

今年ノリに乗っている金城武主演最新作
K-20怪人二十面相・伝」を見てきました。

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【ストーリー】
第二次世界大戦が回避されたもう一つの世界。
1949年、一部の特権階級(華族)が冨を牛耳っている日本の都市・帝都に、金持ちの財産だけを奪う泥棒K-20(怪人二十面相)が出没。
国内最大の冨を有する羽柴財閥が所蔵する絵画が、二十面相に狙われる。

謎の男にダマされ、まんまと偽の二十面相に仕立て上げられたサーカス団の曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、羽柴財閥の令嬢羽柴葉子(松たか子)、そして彼女の婚約者で名探偵・明智小五郎(仲村トオル)らを巻き込み、本物の二十面相を捉えようと奮闘する。

気の優しい真面目な青年平吉と、世間知らずだけどものすごい行動力を持ったお嬢様、そして稀代の名探偵明智小五郎のトリオは、二十面相に勝つことができるのか!?

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最近、めっきり男っぷりをあげた金城武。


以前、同じく金城武主演「リターナー」を見たときは、日本語のセリフのひどさにドン引いてしまいましたが、あれから6年、本当にいい役者になりました。
ここ数年だけでもトニー・レオンと共演した「傷だらけの男たち」、「死神の精度」、そして現在も大ヒット上映中「レッドクリフPart1」と立て続けに良い作品に出演しています。

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監督はロンドン・インターナショナル・フィルム・スクール出身、ジュリアン・サンズ主演「ヴァージニア」で監督デビューした佐藤嗣麻子。近年はTVドラマ「アンフェア」、劇場版「アンフェア the movie」でもメガホンをとっています。


架空の日本・帝都を舞台にした物語は、古き良き上海を彷彿させるような、または近未来を想像させるような不思議な街として描かれています。江戸川乱歩が生み出した「怪人二十面相」が活躍するに相応しい舞台といえるでしょう。
北村想の「完全版 怪人二十面相・伝」を原案としたストーリーで、決して乱歩作品ではありませんが、
乱歩が描き出した二十面相ワールドを残しつつ、新しい二十面相を生み出した、というところでしょうか。


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見所の一つが、曲芸師の平吉が二十面相と闘うため、自分も「泥棒虎の巻」で修行するところ。
塀を乗り越えたり、壁をよじ登ったり、曲芸師だからこそできるしなやかな、かつ俊敏な身のこなしで修行を積んでいく主人公の成長ぶりが、かっこよく描かれています。道なき道を、ただひたすら直進する修行は、かつてリュック・ベッソン脚本・原案「YAMAKASHI」というストリートパフォーマーたちの映画がありましたが、まさにあんな感じ。もちろんスタントやCGも使っているでしょうが、実に面白い映像になっていました。

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ストーリーはもとより、キャスティングもなかなか面白いのです。
脇を固める俳優陣の豪華なこと。
平吉をサポートするのが國村隼、高島礼子夫妻。
二十面相の正体とされるのが鹿賀丈史、いかにもーってキャスティングですよね。(市村正親でもよかったかも)
小林少年には、テニスの王子様・本郷奏多くん。美少年ファンも満足なキャスティングです。


既存の二十面相作品は、テレビにしろ舞台にしろ主人公は明智小五郎と小林君率いる少年探偵団。そして悪役が二十面相。これが基本パターンです。
しかし本作は、主人公は(ニセ)二十面相、明智小五郎も少年探偵団も脇役です。
そしてアッと驚く結末……(笑)これ以上書くとネタバレになるのでやめておきましょう。
素直にカッコイイと言えない、仲村トオルの明智小五郎振りもお見逃し無く(笑)


最後に、もう一つ。
肝心要の二十面相。この二十面相のマスクもお見逃し無く!
とくに『多重人格探偵サイコ』のファンは必見です。
だって、田島昭宇がデザインしてるんですよ! もうビックリ!!


おっと、忘れてた。
主題歌はOasisの「ショック・オブ・ザ・ライトニング」。
Oasisが邦画に楽曲を提供するのは初めてだそうです。
リアムの歌声が劇場に流れてるぜぃ!


■K-20怪人二十面相・伝
■監督:佐藤嗣麻子
■出演:金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、高島礼子ほか
■2008年 日本 



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Nov 28, 2008

オヤジパワー炸裂!【ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト】

平均年齢64.5歳。
バリバリ現役ロックンロールの王様は健在でした。

2006年11月。NYのビーコン・シアターで行われたライブを、巨匠マーティン・スコセッシが撮ったドキュメンタリー・フィルム、『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』はスゲー映画でした。


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2年前のライブ映像ですが、それでもミック、キースは63歳。ロニーが59歳、チャーリーにいたっては65歳。ヘタすりゃリュウマチだの生活習慣病だので病院通いをしてもおかしくないような年齢です。しかし、ヤツらはパワフル、なんて言葉じゃ足りないぐらいキョーレツなライブをこなしていました。

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アップになると、みなさん顔にしっかりホーレー線入りまくり、どちらかというとシワシワなお顔をされていますが、ミックなんか20代かと思うほど、腰をなまめかしくクネクネして歌ってました。

キースも相変わらずタバコ吸いながらギター。その吸いかけのタバコをポイっとそこらへんに捨てちゃうんです。オイオイ、消防法無視してエエんかいな? なんてね(笑)

ロニーもかっこいいです。
ギターの弦を引く腕の筋肉がセクシーなんですよぉ。

でも、一番かっこいいのは何といってもドラムのチャーリー・ワッツ!
この人が刻むビートがあるからこそ、ストーンズのロックがあるのです。
多くを語らず、決して前には出ず(ドラムじゃ出れないな)、派手なスタイルじゃないけれど、淡々とスティックを振るあの姿は痺れます。

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そして、このライブには豪華ゲストが出演!
ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト
ロックの若き女王、クリスティーナ・アギレラ
ブルース界の神様、バディ・ガイ

彼らとストーンズのセッションはスゲーかっこよかった!


映像は実際のライブの時系列に即しているのかわかりませんが、後半の「ブラウン・シュガー」あたりから更に盛り上がります。もうこの曲が流れたときにゃ一緒に

イェー、イェー、イェー、フーッ!!

と雄叫びあげたくなりましたよ、マジで。


常に、ドームクラスの会場でライブを行ってきたストーンズですが、ビーコン・シアターは観客2800人。たったこれっぽっちの観客のために行われたライブ、まさに観客と一体化したライブはスクリーンを通して見てもまるで自分がその会場にいるかのような錯覚に陥りました。


一緒に行った友人は「カット割りが多すぎる」と少々ご不満なようでしたが、巨匠マーティン・スコセッシ、普段PV撮ってるわけじゃないからねぇ、そこらへんは大目に見ようじゃありませんか(笑)

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ストーンズの、過去のインタビュー映像を織り交ぜながらのライブフィルム。
これはストーンズファン必見です。
ちなみに、私が見た会場ではなにげにオッチャン度が高かったような気が……。
若い子向けというよりは、オヤジロックファン向けかもしれませんが(笑)


そういえば、私がストーンズのライブに行ったのが1995年、98年の東京ドーム。
あれからもう10年以上たってるんだ……時の流れははやいですぅ。

最後にちょっとした自慢。
チャーリー・ワッツのソロワークス、彼が率いるジャズバンドの来日ライブに行ったことがあります。
たしかチャーリーがチャーリー・パーカーの自伝的(?)絵本を出版した記念来日でのライブ。青山スパイラルホールで、こぢんまりした中でのライブは、生で間近でチャーリーのドラムを聞くことができた一生の思いでです。

やっぱ、チャーリー・ワッツがいっちゃんかっこええ!

■ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(原題:SHINE A LIGHT)
■監督:マーティン・スコセッシ
■出演:ザ・ローリング・ストーンズ、クリスティーナ・アギレラ、ジャック・ホワイト、バディ・ガイ、ビル・クリントン、ヒラリー・クリントン、マーティン・スコセッシほか
■2008年 アメリカ 122分



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Nov 09, 2008

アテンション・プリーズって最近聞かないなぁ【ハッピーフライト】

今年は邦画の当たり年、といわれているようですが、この作品もその一つ。
スウィングガールズ』の矢口史靖監督最新作『ハッピーフライト』を見てきました。

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私の世代でスチュワーデス(最近ではキャビンアテンダント、約してCA)といやぁ、堀ちえみの「スチューワデス物語」です(ふるぅ〜)
正直、『ハッピーフライト』を見る前まで、新人CAが一人前になるまで……的な映画だろうと、気軽に考えておりました。

ところがドッコイ!
主演はパイロット役の田辺誠一、CA役の綾瀬はるかなんですが……みんなが主役の映画なんです(笑)

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CAの制服ってやっぱカワイイなぁ


【ストーリー】
副操縦士の鈴木さん(田辺誠一)は、機長昇格最終訓練の飛行がホノルル行きとなった。
試験管の機長は、威圧感たっぷりの原田さん(時任三郎)、もう緊張のピーク!
一方、初の海外フライトデビューがこのホノルル行きとなったCAの斉藤さん。しかも今回のチーフパーサーは超厳しいことで有名な山崎さん(寺島しのぶ)こちらも緊張のピーク!
乗客を乗せたチャーター便は無事、ホノルルに到着することができるのか!?

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時任三郎の白い歯がキラリと光ってステキです(笑)


と、基本ストーリーとしてはたいしたことないんですが、ターミナルで働くスタッフたち、管制塔で働くスタッフたち、オペレーションコントロールセンター(O.C.C)で働くスタッフたち、整備工で働くスタッフたち、そしてもちろん機内で働くスタッフたち、これら大勢の人たちによって、日々の運行はなされているのです。

この作品は、それぞれのスタッフたちの物語でもあるのです。

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パッと見、冴えない高橋さん(岸部一徳)
普段はPCが使いこなせなくてダメダメなんですが
ここぞ!というときに大活躍!

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この職場では出会いがない!
と嘆く木村さん。でも仕事がデキる女性です。

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いかにも仕事デキます!って感じのチーフパーサー山崎さん。
すんごい厳しいです。コワイです。
でも、傍若無人な振る舞いをする乗客にも毅然とした
態度で接して、かっこいいんです。


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とても頼りなさげな副操縦士の鈴木さん。
イケメンですけど、どこか抜けてます。


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CAのみなさん、本当に大変なお仕事です。
あなたたちのおかげで、快適なフライトを楽しめるのです。
感謝、感謝!


ま、物語の展開としては無事トラブルもなくホノルルに到着……するわけじゃない(笑)
思いがけないところで起きた出来事が、連鎖的にあんなこと、こんなことへとドミノ倒しのように、ジワジワと、しかも確実に飛行中のチャーター便に危機が迫っていくのです。


それが面白可笑しく、でもハラハラドキドキ、そしてちょっと感動。
いい案配にミックスされた作品になってます。
さすが矢口監督!


個人的には飛行機にまったく興味がないのですが、この映画、きっと飛行機好き、制服好きの方にはピッタリだと思います。もちろん、私のようにまったく知識もない人が見ても、十分に楽しめる映画です。


クレジットに「竹中直人」の名前がありまして……。
竹中直人がまず、普通の役で出るはずがありません。
竹中ファンの私としては、一体どんな役で登場するのかとても楽しみでした。
その期待に応えるかのように、ほんのちょっとですが、いい感じで出てきます。
気を緩めていたら気づかないかも?
最後の最後までしっかり見届けてください(笑)

そのほか、笹野高史、ベンガル、菅原大吉、田中哲司など脇を固める俳優陣も見逃せません。
彼らの物語、それだけで映画1本ずつになりそうです。
特に笹野さんが、すごくステキでした。あの首筋に走った緊張感と脂汗、見ててこっちも乗り物酔いしそうになったほどですから(爆)


映画もよかったですが、主題歌にフランク・シナトラをもってくるところがオシャレですね。
シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」がすごくいいですよ。


今年はやっぱり、邦画の当たり年ですね!


■ハッピーフライト
■監督:矢口史靖
■出演:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、寺島しのぶ、吹石一恵、田畑智子ほか
■2008年 日本 103分


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Oct 21, 2008

男の友情、男の嫉妬、男の世界【レッドクリフ Part1・RED CLIFF/赤壁】

この映画の公開をどれだけ待ち望んだことかsign03
構想18年!
制作費総額100億。監督自ら私財をなげうって製作。
エキストラ1000人。ウマ200頭。
1000箇所以上のCGを駆使して作られた三国志・赤壁の戦い「レッドクリフ」がいよいよ日本で公開されます。


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【ストーリー】
はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、諸葛亮孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。(シネマトゥデイ)

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私が知っているジョン・ウー監督が帰ってキター!
ハリウッドに行って『M:I-2』なんか撮ったけど、やっぱりジョン・ウーはアジア映画を撮るべきです! アジア俳優を使って、ジョン・ウーにしか撮れない映画を作るべきなんです。まさにそれが本作『レッドクリフ』といっても過言ではありません。


80年代後半、私が香港映画にハマったのは、香港版フィルム・ノワールとうたわれた「男たちの挽歌」シリーズを見てから。あの頃の香港映画はチカラがありました。なにより、主演をつとめたチョウ・ユンファがめちゃくちゃかっこよかった。あの頃が全盛期だったんだろうな……。


ハリウッドに行って、ジョン・ウーもチョウ・ユンファもパッとしなくなり、とても残念に思っていました。彼ら本来のチカラが全く発揮できてなかったのです。


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『レッドクリフ』はすんばらしい!
まず、ストーリーがしっかりしています。特に三国志に詳しくない人(私を含め)でも十分楽しめます。もしかしたら日本版のみかもしれませんが、映画が始まる前に、ざっと登場人物紹介、三国志、赤壁の戦いのあらすじが紹介されます。それを見れば、とりあえず映画のストーリー展開が把握できます。


次にすんばらしいのは出演者!

周瑜……トニー・レオン
孔明……金城武
曹操……チャン・フォンイー
孫権……チャン・チェン
趙雲……フー・ジュン
甘興……中村獅童

ざっと挙げただけでもイイ男揃い。
アジア映画ファンにとっちゃヨダレもんです(笑)

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この二人のアップ、同時にスクリーンに映し出されるだけで感動。美しい、かっこいい、しびれますぅ!
特に、二人が琴を奏でるシーンは美しかった。
言葉語らずして、互いの思いを伝え合うのです。琴の音が彼等の言葉となり、友情と信頼を築き合うのです。なんとすばらしいことでしょう。IQの高い人同士でなければできない会話です(笑)


イイ男にヨダレたらしてるだけじゃありません。
本作一番のみどころ、曹操軍を迎える連合軍との戦いは圧倒です。
大勢の兵士が波のように押し寄せる迫力あるシーンもですが、個々の武将たちの戦闘シーンもすばらしい。特にジョン・ウー特有のアクションシーンとでもいいましょうか。武器を手にした武将が、敵を倒しまくるシーンは、かつて一世を風靡した「男たちの挽歌」シリーズでチョウ・ユンファが見せた美しい二丁拳銃のガン・アクションを彷彿とさせます。
これほどまでに「戦う」シーンを美しく撮ることができるのは、ジョン・ウーしかいません。

ところで、ジョン・ウー監督といえば白いハトと教会。
激しい戦闘シーンに、あえて平和の象徴白いハトを飛ばせるのがお好きなウー監督です。もちろん、本作でもハト飛びまくり(笑)もう一つの教会ですが、これはウー監督がクリスチャンなので、という話を以前聞いたことがあります。「男たちの挽歌」シリーズでも、必ずといっていいほど教会での戦闘シーンがあります。ニコラス・ケイジ主演「ウィンドトーカーズ」では、わざわざニコラス・ケイジに砂絵を描かせて教会を登場させました。
今回は西暦208年中国が舞台です。一体どうやって教会を出すのか楽しみにしていたのですが……残念ながら、さすがに教会は出てきませんでした。しかし来年4月に公開されるPart2で出るかも?(笑)


ジョン・ウーが三国志を映画化するらしい……という話を聞いて数年経ちました。
その間、キャストの変更が報道されたり、制作費が足りなくなったらしいなどネガティブなニュースが飛び交うたびに心配していたのですが、そんな不安を吹き飛ばすほど、すばらしい出来の映画です。

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現代モノもいいけれど、時代劇もソツなくこなすトニー・レオンheart04

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すっかりオトナの男になった金城くんheart04


三国志が好きな男性も、イイ男たちが好きな女性も、みなさん満足する作品だと思います。
今年一番といっても過言じゃないかも……。

最後にひとつ。
ハリウッドに渡ってからサッパリdownなチョウ・ユンファ。
なぜユンファは「レッドクリフ」を降板したのでしょう。
当初、劉備役にチョウ・ユンファが決まったそうですが、その後周瑜役に変更されました。一方、周瑜役のトニー・レオンは当初、諸葛孔明役だったそうです。ところが他の映画の撮影と重なったため、トニーが降板し、金城くんが孔明役になったのですが、チョウ・ユンファが降板! そこでジョン・ウーがトニーに頼み込んで周瑜役に復帰してもらった、と以前報道がありました。


実際映画を見て、なぜここにチョウ・ユンファがいないのか? 不思議でなりませんでした。
あれだけいい映画を作ってきたジョン・ウーとユンファがまたタッグを組んだら、どんな素晴らしい映画ができていたか……。「ドラゴンボール」で亀仙人のじっちゃんをやるよりも、中国人なら三国志に出てほしかった。もう、ユンファはダメなのかもしれない……と思わざるを得ない状況です。

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11月に公開されるのはPART1、続編は来年4月公開だそうです。
作ったはいいが、あまりの長さに前編・後編と分けたそうです(まるで「キル・ビル」じゃん)。
後編公開まで半年近く。やっとこ登場人物の名前と顔を覚えたのに、半年経ったら忘れてしまいそうです(笑)


■レッドクリフ(原題:RED CLIFF/赤壁)
■監督:ジョン・ウー
■出演:トニー・レオン、金城武、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、中村獅童
■2008年 アメリカ/中国/日本/台湾/韓国 145分


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Sep 18, 2008

黒沢流・家族の再生【トウキョウソナタ】

黒沢清監督最新作『トウキョウソナタ』を見てきました。
この日はよみうりホールでの試写会だったんですが、めずらしいことに監督黒沢清さん、主演の香川照之さん、小泉今日子さん、息子役の小柳友くんと井之脇海くん、学校の先生役で出演しているアンジャッシュの児嶋一哉さん、ピアノの先生役の井川遥さんの舞台挨拶がありました。よみうりホールで舞台挨拶なんて、珍しいです(普通は国際フォーラムホールAとかCとか)。

普段、トーク番組やバラエティなどに出ない香川さん。けっこうしゃべりが面白いということを発見しました。はっちゃけぶりが「竹中直人乗り移ってる」って感じで(笑)

それにしても……黒沢監督ってかっこいいなぁ。
ヘタな俳優よりずっとかっこいいですよ。なんかニヒルな感じで。けっこう好みのタイプだったりします(照笑)。そんな監督のお姿を、生で拝見できて大変満足な舞台挨拶でした〜。


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【ストーリー】
リストラされたことを家族に言えないお父さん。
ドーナッツを作っても食べてもらえないお母さん。
アメリカ軍に入隊するお兄ちゃん。
こっそりピアノを習っている小学六年生のボク。

東京に住む、ごく普通の家族の崩壊と再生までの道程を描いた作品です。


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過剰なまでに“父親の威厳”を保とうとする佐々木竜平(香川照之)。でも本当はリストラされていて、家族にかくれて職安通い、昼は公園、図書館で時間をつぶしています。
長男(小柳友)は、大学をやめてアメリカ軍に入り世界平和を守ると言い出します。
次男(井之脇海)は「ピアノを習いたい」と言いますが父親は頭ごなしに「ダメだ!」と言います。
そんな家庭の中でバランスを保とうとまとめ役だった母親は、ある日突然異変をきたしました。生きるハリがないというか、毎日ただ過ぎ去っていく現状に、モヤモヤしてものを抱えています。

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小柳友くんの実父は、あのブラザー・トムさん!


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希望の職種になかなか就けないお父さん。やっとショッピングモールの清掃員に就くことができましたが……。


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親にかくれてこっそり、ピアノ教室に通います。給食費ネコババしたので母親にバレるのですが……。

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何の変化もない毎日を過ごしていたお母さん、ある日家に泥棒が入り、人質になってしまいます。犯人と盗んだクルマで逃亡するハメになるのですが……。


それぞれが抱えた悩みは、家庭内でクロスすることがありません。
家族がバラバラになってしまったのです。
このままじゃいけない。元に戻りたいと願うのですが。
ありそうな、なさそうな、ごく普通(?)の家族の物語。見終わったあとの余韻が妙に心地よかったのが印象的でした。すごくいい終わり方なんです。ちょっとジーンときちゃうような……。


黒沢監督の作品は、テーマがシリアスなものが多いのですがどこかフッと笑うシーンがちょいちょい紛れ込んでいます。
今回は、何と言っても泥棒役の役所広司さん。ヒゲぼうぼう、ギョロっとした眼光で「オレはダメ人間だぁ」と柱に頭を打ちつけるシーンは、なぜか笑いが込み上げてきました。3枚目キャラじゃない役所さんが、シリアスなコワイ顔してやってることがなぜか笑える……このテイストがまさに黒沢清! かな、と思うわけです(笑)


しかし、香川照之という俳優はどこまでスゴいんでしょうか。
つい先日見た「20世紀少年」もですが、とにかくどんな役でもこなします。キャパが広い、広いを通り過ぎて果てしない感じがします。
歌舞伎役者・市川猿之助さんの息子さんだって、知ってる人多いかな?
お父さんとお母さん(浜木綿子)が離婚しなければ、今頃歌舞伎役者になってかもしれません。
歌舞伎好きのワタシとしては、こんなキャパの広い役者が、歌舞伎をやったらさぞ面白いだろうな、勘三郎さんと共演なんかしたら、すごい舞台になりそうだな……と想像してしまいます。あぁ、もったいない(苦笑)


2008年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、世界各国での公開も決まったとのこと。黒沢監督って、国内よりむしろ海外での評価が高いですね。クロサワ繋がり……んなワケないか(苦笑)


■トウキョウソナタ
■監督:黒沢清
■出演:香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、役所広司、津田寛治ほか
■日本/オランダ/香港 上映時間: 119分

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Sep 05, 2008

役所広司がガマ王子!【パコと魔法の絵本】

なんちゅーキャスティングでしょう。さすが中島哲也監督です。
前作『嫌われ松子の生涯』もブッ飛びましたが、『パコと魔法の絵本』はそれ以上にブッ飛びました。

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舞台は変人(?)患者が集まった変な病院。

ワガママ放題のクソジジ・大貫(役所広司)は病院の嫌われ者
大人になれない元有名子役・室町(妻夫木聡)は自殺願望の鬱病患者
ジュディ・オングが大好きなオカマ・木之元(國村隼)
ヤクザの抗争で撃たれた(?)ヤクザ龍門寺(山内圭哉)
消防車に轢かれた消防士・滝田(劇団ひとり)
大貫の甥、天然ボケキャラ・浩一(加瀬亮)
大貫の財産を狙う浩一の妻・雅美(小池栄子)
ピアスとタトゥ、パンキッシュな看護婦・タマ子(土屋アンナ)
ピーターパンやシンデレラになる医者・浅野(上川達也)
KYな謎の男・堀米(阿部サダヲ)

そして1日しか記憶がもたない少女・パコ(アヤカ・ウィルソン)

この11人で繰り広げられる不思議な心温まる物語です。


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【ストーリー】
ワガママジジィの大貫は病院の嫌われ者。ある日、院内で出会った少女パコに八つ当たりをして頬を殴ってしまいます。しかしパコは1日しか記憶がもたない女の子。翌朝大貫にあっても「はじめまして」になってしまう。
ところが、大貫がパコの頬に手を触れると……「おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね」と、そのことを覚えているではありませんか。
それから大貫は心を入れ替え、パコのために何かをしてあげたい、パコのために忘れられない思い出を作ってあげたい! と願うようになる。

そこで大貫が考えたのは……。
パコが亡くなった母親から最後にもらった誕生日プレゼントの絵本、いじわるガマ王子の物語を、病院のみんなで演じようということになりました。
はたして、お芝居はうまく行くのでしょうか? パコの思い出になるのでしょうか?

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ガマ王子とパコ

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役所広司(ガマ王子)とパコ


ストーリー的にはおこさんにも楽しめる作品だと思います。しかし、細かい笑いは大人じゃないとわからないと思います。とんでもないところで彦磨呂や貫地谷しほりが登場します。特に彦磨呂の一発芸(?)はお見逃しなく!


ビジュアル的にはファンタジー、というのでしょうかそれとも「極再建美」というのでしょうか。目に染みるようなケバケバしさがみなぎっています。まるでおとぎの世界そのもの。CGがフル活用され、特にお芝居のシーンでは絵本の登場キャラと演じる人たちがCGと実写ミックスされ、アタマがグチャグチャになりそうでした(笑)


すべてのキャラがテンション高く、見るほうもかなりパワーが必要ですが、とにかく面白い! サダヲちゃんのパワー全開、それに負けないぐらい役所広司がハジけとんでます。役所さんって、比較的重々しい、大人な役が多いのに、こんな役所さんを見たのは初めてかもしれません。

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サダオちゃんより小池栄子のほうが恐かったかも(笑)


こんな楽しいハチャメチャ、ファンタジー映画なんですけど、ちょっと意外な結末を迎えます。私が見た試写会場ではすすり泣く声が、あちこちから聞こえました。かくいう私も、恥ずかしながら涙ぐんでしまったほど……。


子ども向けかもしれませんが、大人もじゅうぶん楽しめる、ブラックユーモア満載のファンタジーの世界です。


それにしても、パコ役のアヤカ・ウィルソンちゃんが、むっちゃくちゃかわいかったなぁ〜(笑)

■パコと魔法の絵本
■監督:中島哲也
■出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、劇団ひとり、山内圭哉、小池栄子、國村隼、上川達也ほか
■日本 2008年 105分


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Sep 04, 2008

世界最強のCEO【アイアンマン】

今日(9/4)の「いいとも」にホントは出るはずだったのに…
アナタは食中毒でゲーゲー吐いていたそうな。
わざわざ日本にやってきて、昨日は何を食べたやら…。

と、冗談はさておき『アイアンマン』のジャパン・プレミアに行ってきました。主演のロバート・ダウニーJrが来日、ジャパン・プレミアに登場しました!

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15年ぶりの来日だそうです。
そもそも、ロバート・ダウニーJrが日本に入国できたことが驚きです。法務省がよくビザを出したものだと(苦笑)
1975年、ポール・マッカートニーは過去の薬物による犯歴によりビザがおりずに来日公演が中止。
1969年、ミック・ジャガーも大麻不法所持による有罪判決により、日本への入国拒否され来日公演が中止。
ロバート・ダウニーJRも子供のころから麻薬に手を染め、何度逮捕され、何度リハビリセンターに入院したことやら……。出演していた「アリーMyラブ」もドラッグ問題で降板したし、とにかくこの人のことは「やんちゃ」なんて言葉じゃ言い表せないような破天荒ぶりが世間を賑わせていました。

ロバートも40歳をすぎ、やっと落ち着いたのでしょうか。
ここ最近はジョージ・クルーニーの『ググッドナイト&グッドラック 』やデヴィッド・フィンチャーの『ゾディアック』など骨太な良い作品に出演しています。

もう立派に更正したと言えるのでは?(笑)
そんなロバート・ダウニーJR、満を持した主演作『アイアンマン』は全米で興行成績3億ドルを突破。予想外(?)のメガヒット・ムービーとなりました。

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【ストーリー】
巨大軍事企業の社長であり、天才発明家のトニー・スターク(ロバート・ダウニーJR)は、テロ組織に拉致され、兵器開発を強制される。捕虜となった彼は密かに自分専用のパワースーツを開発、脱出に成功する。
それをきっかけに、トニーのなかで何かが変わる。今までの価値観は崩壊し、自分が本当に何をすべきか……そのことに気づく。
自分の会社が製造した兵器が、国のため、人類のためではなくテロ組織の手に渡り多くの犠牲者を出していたことに気づき、トニーは自社での軍事産業からの撤退を発表し、テロ撲滅を決意する。


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今日のジャパン・プレミア、主演のロバート・ダウニーJRが本当に出演するのか最後までハラハラ、ドキドキでした。だって、「いいとも」を食中毒で欠席でしたから。
ところが、そんな心配をよそに、主演ロバート登場! 会場は大きな声援にわきました。しかし、ゲストはロバートだけではなかったのです。なんとさらなるビックなサプライズゲストが登場!

男子200mバタフライ銅メダリスト、松田丈志さん。
フェンシング 男子個人フルーレ銀メダリスト、太田雄貴さん。
柔道 男子66kg級金メダリスト、内柴正人さん。
そして主演ロバートよりも大きな歓声で迎えられたのが、水泳男子100m平泳ぎ、200m平泳ぎ金メダリストの北島康介さんも登場!

ま、映画とどうつながりがあるんだ? と素朴な疑問はありますが、ジャパン・プレミアってそういうもんです。関係ない芸能人がわんさか押し寄せるより、メダリストのほうがずっとかっこいいです!

若干、メダリストの登場で影が薄くなってしまったようなロバート・ダウニーJrでしたが、食中毒でゲーゲーしていたとは思えないほどの回復ぶりを見せてくれて、ファンも一安心なのではなかったでしょうか。


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で、肝心の映画ですが、面白かったです。
これぞ痛快活劇、アメコミ・ムービー! って感じかな。
ストーリーもわかりやすいし、迫力ある映像だし、なによりパワースーツの威力がすごいです。正直、デザイン的にヤボったいような気もするのですが……これが日本製だと戦隊物のようなコスチュームになっちゃうんでしょうね。アイアンマンはちょっとレトロな風貌だけど、ものすごいハイテク技術を駆使して作られており、それを着て戦うロバート・ダウニーJRが不思議とかっこよく見えてしまうのです。


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大金持ちのヒーローというと、バットマンを思い出しますが、アイアンマンの方が性格的に明るくていいですよ。メガヒットしたことだし、続編制作間違いないでしょう。っていうか、続編あります! って終わり方していますから。

この映画も、最後のエンドロールが終わるまで、席を立たないでください。
大事なシーンがありますので…。


■アイアンマン(原題:IRON MAN)
■監督:ジョン・ファヴロー
■出演:ロバート・ダウニーJR、ジェフ・ブリッジス、テレンス・ハワード、グウィネス・パルトロー
■2008年 アメリカ 125分


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